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おじさんもストレッチゾーンへ
この夏、2年ぶりに南伊豆の海へ。
前回は、足首が海に濡れるのも嫌がった、子どもが今回はどんどん海に入っていきます。(親のほうがオロオロ。)
海に入って休んでを繰り返していたので、そろそろホテルに引き上げようとしたのですが、子どもが受け入れず。。
泣きの「あと1回だけ」に押されて、海に入ったところ。
「せーの」で気合いを入れて、頭まで海にどぼん。
海から上がった子どもは、その日1番のドヤ顔。
「頭までもぐれたよ」
そう、本人は、海にもぐることを成し遂げたかったようです。
そんなミッションを自身に課していたとは知らず。。あやうく、子どものチャレンジの機会を奪ってしまうところでした(反省)
前置きが長くなりましたが、おじさん(自分)もストレッチゾーンへ、という話。
ストレッチゾーン
人の成長を話すときによく使われる、3つの成長に関する環境。
コンフォートゾーン:慣れ親しんだ環境
ストレッチゾーン:適度なストレス状態のある環境
パニックゾーン:負荷が高すぎる環境
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人の成長には、背伸びしてチャレンジするストレッチゾーンが大事と言われる。泳げないのに、いきなり沖に連れて行かれるのはパニックゾーン。このゾーンでは成長どころではない。
そして、自分のようなおっさんは、居心地のよいコンフォートゾーンでぬるま湯温泉につかり続けている、そんな人も多い気がします。
ストレッチゾーン前の壁
おじさんになってくると
・自分の限界が見えてくる
・まわりからも言われにくくなる
・経験値があり、現状の延長でなんとかなってしまう
・無駄にメンタルが強くなってる
・・・
など、勢いで思いつくだけでも、わざわざストレッチゾーンに入らないくてもよい理由が浮かびます。(すぐに思いつくことがちょっと、悲しい。。)
実際、「チャレンジに関する実態調査」によると「30代以降はチャレンジ意欲が減少していく傾向」というアンケート結果もあるようです。
とはいえ、理由もなく「現状維持バンザイ」おじさんは老害のレッテルを貼られてしまう可能性も。
超えなきゃいけないとわかっちゃいるけど、越えられない(超えようとしない)ストレッチゾーンへの壁。そして、何もしないと知らないうちに、その壁は年々、高くなっていく。
若手であれば、上司が様子をみながら、チャレンジする環境を与えてくれますが、おっさんは自らの意思で壁をジャンプするしかないですね。
壁を超える一歩
それでは、どうするか。
これが悩ましい。
・転職する
・起業する
・新しい事業を立ち上げる
・副業を始める
・越境学習をする
など、パワフルなチャレンジは、今までのコンフォートゾーンを超える大きな一歩ですが、なかなか勇気のいること。
筋力の落ちたおっさんにはゴールまでの階段を小さくセットしたいところ。
つまり「大きな変化も小さな変化から」という思いで「小さなチャレンジの継続」を大事にしたいな、と。
例えば
「他のアイデアはないか?」
「より良くするには?」
「前回から変えるには?」
など、何かを考えるときには、変えることを意識した質問を投げかける。進化?のための自問自答。
日々の仕事や生活のなかで実践したいところです。
マッチョな方には、生ぬるいと言われそうですが(笑)、一気に壁を飛び越えるよりも、トンネルを掘るように壁を越えていきたい。
世の中のおじさんたちは、どのようにストレッチゾーンに進みますか。
最後に
サッカー好きなおじさん世代には、ロベルト・バッジョの言葉が響きます。
「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持ったものだけだ」
おわり。