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『創業部会』休みます

2020年9月に診断士仲間と立ち上げた創業部会『スタラボ』。
この3月をもって一度、休部させていただくことになりました。

言い訳ですが、運営する余裕がなくなり・・。
運営を担うメンバー3人で相談し、最終的に「休部」というカタチを取りました。ご参加いただいている方々には大変申し訳ないです。

これまでスタラボでは、1~2ヵ月に1回の座談会や創業者へのアドバイス支援などを実施。コロナ禍もあり、座談会はすべてオンライン開催でした。実はオンライン上でしかお会いしてない方のほうが多かったと思います。

最後にこれまでの座談会を振り返ってみました。

創業部会のはじまり

創業部会は、自身が創業支援に関わっていたことや、診断士の研究会のなかで、創業をテーマにした研究会が少なそう、と思ったのがきっかけでした。

当時のnoteをみると、ゆるりと立ち上げた感があふれています・・。とはいえ、立ち上げ時に20名以上の方にご登録いただき、あわてて部会のコンセプトや進め方を運営メンバーと考えた記憶がよみがえりました。

当時の想いは次の3つ。いま読み返してみると、ちょっと、大げさで恥ずかしくなります。

・新しい起業のカタチを応援したい
・地方を起業で元気にしたい
・起業支援をアップデートしたい

ちなみに、スタラボの由来は「未来のビジネスを応援し、起業支援のあり方を考えよう」という意図で 「StartUp Labo」から略してネーミング。実際の活動は、ちょっと名前負けしていたかもしれませんが(笑)

スタラボ座談会の振り返り

活動の中心となったのが、毎回、創業をテーマにゲストスピーカーを呼んだ座談会。スピーカーの方々は、薄謝やボランティア(部会内のスピーカーの場合)ながらも、しっかりご準備いただき、中身の濃いプレゼン内容に感謝しかありません。

座談会では、それぞれのテーマで40分程度の講話。そこから20分程度の質疑応答があり、全体でおおよそ1時間。ときには時間を延長(最大延長ルールは15分)して、ざっくばらんな意見交換が繰り広げられました。

改めて数えると、座談会は22回開催。創業支援に関わる支援者の方や、実際の起業家の方、創業支援に活かせるスキルを持っている方など、多くの方々に登壇いただきました。

毎度、多くの気づきや学びがあり、つたない司会進行をしながらも、自ら気になるところは質問させてもらいました。参加者の人数が多くないので、気軽に話せるのがいいですね。

座談会からの気づき

これまでの座談会のなかから、ゲストスピーカーが語る「創業支援の魅力」や「創業支援のポイント」をワンフレーズで紹介します。
(当方の独断と偏見でピックアップしています)

『創業支援はどこでもドア』
https://note.com/1st_penguin/n/nb2ce77b76a7a

創業支援の仕事は、どこにでもつながる「どこでもドア」のようなもの。起業家はもちろん、専門家や公的機関など、さまざまなところにつながり、自身の仕事や人間関係を広げてくれる。中小企業診断士として創業支援はお墓に入るまで続けていきたい。

『ソーシャルビジネスの支援は、相談者の話に「共感」して「理解」することから始まる』
https://note.com/1st_penguin/n/n58fb16b95123

社会課題のなかには、世の中に認知されていない新しい分野も多い。まずは取り組むことの価値を認め、理解し、寄り添うことから支援が始まる。事業化がテーマになると、往々にして「どう稼ぐか」の視点が強くなるが、社会課題の解決が目的であることを強く意識する。

『一人ひとりに合わせた創業支援を届けたい』
https://note.com/1st_penguin/n/n6af5447038df

さまざまな創業の支援策が増えて、創業者が自分に合う支援策を見つけるのが大変。創業者一人ひとりのニーズに合わせて、必要な支援策が提供できるようにする。相手に合わせてベストなものを届けたい。

『支援者も創業者と一緒に成長できる』
https://note.com/1st_penguin/n/n07124492088d

創業支援は、若手診断士や企業内診断士に向いている。さまざまな業種の相談を受け幅が広がる、診断士で学んだ知識がすぐに使いやすい、創業者も働いているので土日や夜間に対応できる、など。そして何より、支援者も創業者と一緒になって成長できる。

『自ら飲食店を経営して、支援に活かす』
https://note.com/takeanewstep/n/n8d91558c11d3?magazine_key=mef94faa69577

炭火焼鳥屋を創業し、診断士としても事業者の支援に携わる。飲食店の創業&経営は、中小企業診断士としての活動の源泉。自分で経営しているからこそ、事業者に対してリアリティのある話ができる。

「首都圏から、過疎地域で地元の会社員の副業(創業)支援する」
https://note.com/1st_penguin/n/n989d7cb26377

過疎地域では、地元の会社員や公務員が自ら副業してプレイヤーになる動きがでている。これまでは「首都圏の人材を地方に連れてくる」という発想が強かったが、隠れた「地元の人材」を活用できるとよい。首都圏の診断士もオンラインをうまく活用して、過疎地域の創業準備者を支援してほしい。

さいごに

創業部会「スタラボ」は休部になりますが、またどこかで復活をしたい、という思いです。ですので、運営メンバー3人で話し合ったときに、廃止ではなく休部を選択しました。

参加者の方には、中途半端な決断となりすみません。
でも、この部会を通じたネットワークは、大きな財産であり、できればゆるくでもつながっていたいという思いもあります。

人生100年時代。このスタラボが「弱い紐帯の強み」として、今後も何かのときに、ゆるいつながりを活かせれば幸いです。

おわり