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片手袋の本・料理の基本・肉の照り焼き 非電化工房住み込み弟子の記録 11/16
朝作業に行く途中で、手袋を落としたと思った。一緒に歩いていた弟子に、『片手袋研究入門』という本があることを言って、落ちている片手袋には2種類あって、手すりにかけてあったりする自然系のものと、棒に手袋が差してある人為系のものがあると説明した。そしたらその弟子が、軍手が道に落ちているのは、軽トラで荷物を運ぶときに荷物がズレないよう挟んでおいたものがよくあることみたいで、巷では、その軍手をあえて落とすバイトがあるという都市伝説。
デッキ修理の途中、カフェの手伝いが必要とのことで、そっちに向かって帰ってきた後、防腐塗料のクレオトップの缶の蓋を開けたままだったことに気付く。いつも、途中で呼ばれたらやりかけの状態でストップしてしまうクセがある。いつでも、引き継げる状態で中断したい。
先生から料理のお話。料理の基本は、酸っぱさ、甘み、しょっぱさのバランス。酸っぱさと、甘さは互いに打ち消し合う。全体的な濃さとしても、その二つが大事。しょっぱさは、入れすぎるとどうにもならないので、少しずつ入れる。その三つの要素が基本で、そこに、アクセントとして、唐辛子、しょうが、コショウ、にんにくなどがある。次に、深みがあり、その種類の一つとして、隠し味というものがある。あとは、味の話ではないけれど、食感も大事。食材の硬さによって食べやすい大きさや柔らかさにすること。
先生。ものづくりにおいて、一つの工程だけを学んでも、全体の流れを踏まえて学ばないと、本当の勉強にならない。
先生からデッキの構造のお話。まず、地面に砂利(栗石)を敷き、雨で沈んで行かないようにする。標準の厚さは10cm。その上に、沓石を固定し(必要ならコンクリートで固める。沓石にはL字金具がついた羽子板沓石というのもある)、束柱、土台、根太、床板、となっている。束柱や土台として使う木材は、硬くて腐りにくい米松で、互いの間隔は910ミリが基準。根太は、2×4を縦にして使い、間隔は455ミリ。一間(約1820ミリ)を元に計算している。床板は、2×4が理想だけれど、安っぽく1×4でやることもある。
先生。なんでも、基準というものがあって、それを知っておくと、そこから調整できるので楽とのこと。
用語の勉強。一分の10倍が一寸。一寸の10倍が一尺(303ミリ)。一尺の6倍が1間。この中で一番最初にできただろう単位は、一尺。足の長さ。1フィートも同じぐらいの長さ。
なんでも修理する時、のちに復元するところなどがあるため、まず写真を撮ること。
肉の照り焼きを作る。肉の皮にフォークを刺して穴をあけ、フライパンで焼く。フライ返しで押さえながら、表裏4分ずつ焼く。いいタイミングで、野菜を入れる。最後に、酒・みりん・醤油を大さじ3/2、砂糖1/2を混ぜてタレを作り、フライパンに加えて、少し浸せば出来上がり。
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