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命綱つけたりペペロンチーノ作ったりトラクター運転した 非電化工房住み込み弟子の記録 5/1~5/31

こんにちは。
非電化工房住み込み弟子の宮地です。
5月の修行報告です!一挙にどどっといきます!



ディスクグラインダー

小さなディスクが回転し、削ります。この時は、竹の節を削りました。歯によって、金属も切れます。注意点は、スイッチがオンオフになっているのか分かりにくいので、コンセント入れる前にしっかり手に持つことです。

もやい結び

命綱のことです。具体的な結び方はネットに出てあるので、僕の覚え方だけ。紐の先が通るところが、紐の上下のどちらかなのかで区別して、下上下上上下と覚えてます。

傘釘

写真じゃわかりにくいですが、釘の種類の一つで、金槌で打つところに傘のような頭がついたものです。裏にクッションがついています。この場面は、バンブーステージの屋根を取り付けているところですが、止めた穴から雨が侵入しないよう、頭とスポンジがついています。ただ、打ち込みすぎてスポンジを押しつぶさないようにします。

油圧式パンチャー

フタに穴を開ける道具です。レバーを動かすと、挟んだフタを押し当てるような棒が出てきて、そのまま押し続けると、穴の空いた底へ貫きます。注意点は、写真のように逆さまにして使い、フタが棒の当たる位置からズレないよう押さえておく必要があるところです。

センターファインダー

黄色の道具をセンターファインダーと言います。写真右上のフタに線がはいていると思いますが、その交点を作り出すためのものです。センターファインダーに、その蓋が引っ掛かるようになってまして、しっかり嵌め込んで、真ん中のラインを引いていきます。ポイントは、三本線を引くこと。真ん中を測るのに、二本線だと少し心許ないのです。引きたい実際の線と、ペンの先がズレるからです。

ボール盤

ボール盤は以前紹介しましたが、改めて注意点。ドリルが回転して削っていく機械ですが、こういうふうにガラスだと、勢いの加減で割れてしまう。なので、削れている感触を確かめることが大事です。なお、削るときは摩擦が大きくなりすぎないよう、水や油を差し込みながら使います。

鉈(ナタ)

鉈はあのナタです。今回は竹を半分に割る時に使いました。金槌で真ん中を叩き、深く入ってからは、両端を順番に叩いていきます。

トタン波板

バンブーステージの屋根をつけるのに、トタンの波板を使いました。山と谷になっているので、重ね合わせやすいです。傘釘で止めましたが、止めるところは、谷の方です。山で止めてしまうと、頭と板の間に隙間ができてしまい、釘の刺した穴から、雨が入ってしまうからです。

梱包

作った薬草茶の葉っぱを送りました。ジップロックに入れ、湿気ないよう、空気を抜きながら、丁寧に丁寧に閉じていきます。少し手間のかかる作業ですが、なんだかとっても素敵な時間でした。自分の包んだものが届いて、開ける瞬間を想像する。人に届ける仕事って、素敵です。

ペペロンチーノ

唐辛子は細かく刻むと口に入ってしまうので辛いです。

先生から、本番のペペロンチーノの作り方を教わりました。ポイントは三つ。クッとなる量のニンニク、トロッと浸かるオリーブオイル、カッとなる量の唐辛子、です。是非、お試しあれ。

野草納豆作り

制作途中、他の菌が入らないように気をつけます。陽気の熱湯消毒。手袋。湯がいた大豆の上に清潔なガーゼを被せる。消毒した野草は水気を取るのと合わせてキッチンペーパーで挟む。

野草で納豆が作れます。野草には、納豆菌がついており、熱に強いので、熱湯でさらうことで、納豆菌だけ残るのです。
まず、大豆を湯戻しして、湯がきます。圧力鍋でやって、確か40分ぐらいだった気がします。次に、野草を熱湯で消毒、60秒ぐらいです。そしたら、写真のように、水気を取った野草で大豆を挟み、保温用の容器に入れ(発泡スチロールの箱を使いました)、熱湯の入ったガラス瓶も入れます。蓋から温度計をさしておき、温度が40度を保っているかを確認し、下がったらガラス瓶のお湯を入れ替える。うまくいけば、2、3日で出来上がりです。コツをまとめると、湯戻し湯消毒湯管理です。

ポット蒔き/箱蒔き

農作業が始まりました。まずは種を苗に育てるところから。ポットで育てるのをポット蒔き、箱に土を入れてそこで種を散らばせてやるのが、箱撒きです。種は、水と温度で育つので、水やりは言うまでもないですが、どの場所に置くかが大事です。日当たりのいい場所がいい。でも、日が直接当たると温度が高くなってしまう。木漏れ日のあるところがいいと思います。いいやもしかしたら、もっと涼しいところがいいのかも。というふうに、その種にとっていい温度を探ることが大事です。一週間ごとに場所を移動させるといいかもしれません。

足場

足場とは、高いところで作業する時に登る台です。パイプと専用の金具を使います。写真で言うと、右端と左端にある立体です。安定したものを作るには、隣り合う側面同士に斜めのパイプを入れること、向い通しの底の辺をつなぐことです。

床板

バンブーステージの床を貼りました。ベニヤ板複数枚で貼ります。ただ、床を支える木が竹ですので、たわみがあります。そのため、板同士が面一で水平にならない。そこで、ズレをなくすのに、裏から板を敷き、その両端を留めることで引っ張りくっつけます。これを当て板と言います。

ワークショップ準備

非電化工房では、月に一回ワークショップを開催しています

ガラス瓶浄水器のワークショップの準備をしました。写真は、会場のセッティングの様子です。浄水器が真ん中付近に置いてあって、一人一人の材料・道具がケースに入って、ぐるっと円を描いています。なんだかワクワクしてきます。いつでも、そういうワークショップにしたいです。

階段

バンブーステージ用に、竹でできた階段を作りました。段が落ちていかないよう、側面に竹を入れ、支えにしています。一本を半分に切り、はめ込む形です。そうして、段ごとの高さを揃えます。

薬草取り

野草納豆を作るために、薬草を取りました。生えているのが木の場合は、先っぽより下の葉っぱを取ります。そうすれば、枯れることはありません。

パワーショベル

大きな穴が空いていたのを埋めるのに、パワーショベルを使いました。重機に乗ったことなんて一つもないので、不安でしたが、操作は簡単でした。ポイントは、一つ一つの動きを想像しながら操作すること、周りに誰もいないか確認してから動かすこと、停止するときはスコップなど油圧で支えているものを降ろすこと(ほっといたら勝手に落ちてしまい、事故になります)。

ブースターケーブル

パワーショベルのバッテリーが年代物なので、他のバッテリーの助けを借りました。同じ大きさのバッテリーを積んだ車を持ってきて、繋ぎます(小さいバッテリーで動かそうとすると、その車がダメになるので注意)。この時とにかく、ショートさせないようにします。プラスとマイナスの端子をくっつけない、あるいは、プラスを車体にくっつけません。車体にはマイナスが通っています。

トラクター

畑の土づくりをするのに、トラクターを運転しました。気をつけること一つ目は、小回りしないこと。車輪が大きいので、土が抉れてしまいます。二つ目は、どこを走っているのか常に位置を確認すること。地面の凸凹でかなり揺れますので、車輪も結構ぐらつきます。まっすぐ進む時など、注意必要です。また、進んでいる時、凸凹がひどいと、かなり傾いて危ないです。斜面は登らない。転倒してそのまま下敷きになります。

機械

5月は機械に乗ることが増えました。大事なことがたくさんあります。
常に調子を労わること。変な音や動きを感じたら、故障の予兆です。すぐ止めて確認する。
エンストしそうな瞬間、とにかくクラッチを踏んで止まります。
エンジンをかける時は、クラッチを踏んでから。
初めの速度は、ギア1で。
バックする時は、全身でみます。視界の確保が大事。
発進前と発進後で、点検をします。
調子が悪くなってしまったら、少し動かしてみて、症状を分析します。
メカニズムを理解して操作します。

薬草茶作り

敷地内で採れた薬草で薬草茶を作りました。やり方は簡単。1分蒸して、水分抜けるまで干して、香りが出るよう細かくします。あとはお湯を注ぐだけ。


以上が5月の修行報告です。
4月の時点では、とにかく情報量がたくさんで、文字通り覚えようと頭でっかちでしたが、5月は少し慣れ、手を動かすことを意識し始めたみたいです。
さて、6月分はどうなっていったか。次回もお楽しみください!




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