vol.321｜９月以降の全国平均稼働はどうなるのか？【市場は次のメイン機種待ちの状態】
９月以降の全国平均稼働はどうなるのか？
スロットに思いっきり偏ると思っていた市場はそうでもなく。。。
このあとの動きが気になるところです。
下はわたしの個人的な予想と実際と、その差です。
上：稼働予測
中：実際稼働
下：差
比率でみると
上：予測
中：実際
下：差
この予測シミュレーションを作成したのは今年の6月くらいのときです。L北斗リリースの4月がおそらく年間ピークになると考えていたので、4月を基準に作成しています。
このデータより、わたしの予想は見事に外れていることがわかります。。。
予測を作成した時点でのポイントは
◎スロット市場はしばらく右肩上がりになる
◎パチンコ市場は（スロットの好調に反比例する形で）しばらく右肩下がりになる
といったものでした。
しかしながら実際の市場動向はそうはなっていません。市場の実際の動きと予想との違いは
→スロットは停滞～微減傾向（去年は年末に向けて右肩上がりだった）
→パチンコも停滞～微減傾向（去年は年末に向けて下がり続けていた）
といったところです。
ー今は【PS高単価メイン機の登場を待っている状態】
とはいえ、この流れは閑散期なのでごく普通の流れであり、特別なものではありません。市場の流れが4P20Sともに（停滞～微減）している大きな要因として4P20Sともにメイン機種の稼働が垂れてきていることがあります。現在のPSメイン機種の数値はそれぞれ
→Pエヴァ＝平日20000発弱、休祝日30000発弱。支持率175%~195%
→Pリゼロ＝平日18000発、休祝日27000発弱、支持率160%~180%
→L北斗の拳＝平日11000枚弱、休祝日16000枚強。支持率125%~145%
＝Sカバネリ＝平日9500弱、休祝日14000枚前後。支持率110%~130%
であり、この数値はホールの見た目としても、土日祝以外では閑散としていることがイメージできる数字です。
つまり、現在のPS市場を牽引するメイン機種の影響が弱まっており、引いてはそれぞれの市場の停滞～微減を招いていると考えられます。
このことから今は【PS高単価メイン機の登場を待っている状態（台数シェア合計10％、打込シェア合計20％程度が目安か）】であると考えられます。
現在P市場では「eソードアートオンライン」と「L戦国乙女4」が好調ですが、それら単体では
→eSAO＝台数シェア1％、打込シェア7％
→L戦国乙女4＝台数シェア1％、打込シェア3％
と影響力が弱く、市場を牽引する影響力を持つには至っていないと思われます（eSAOはもう少し。あとは運の要素も絡んでくると思う）。
P市場か、S市場か、いずれかにメイン機種が登場するかどうかで今後の市場動向が変化していく状況ではないでしょうか。
これらの状況を踏まえて、今後の市場動向、顧客ニーズの注目ポイントは
（eSAOはこのまま順調に打込シェアと台数シェアを増やすことができればP市場へ）
（11月のLまどマギが良い機械であればS市場へ）
（両方だめならしばらく市場はPにもSにも傾かず、季節要因に沿って動く）
だと、考えています。
その時そのときのトレンドに乗るのは、効率よく売上を上げることができ、集客できるから（一般のお客様＝瞬間的な顧客）。そこに並行して恒久的に確保しておきたいのは（常連様＝ロイヤルカスタマー）です。
では本日もさっそく行きましょう！
（パチンコ新機種）
（スロット新機種）
P業界の准教授＠Pラボラトリー
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