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■vol.237【‘営業の同質化’の課題に取り組む】

「PガンダムSEED(ガンダム、ガンダムSEED含む)」の検索ボリュームが8月のリリースに向けて上昇しています。これは今回の「ベルセルク」「花の慶次裂」などの検索ボリュームと比較するとあきらかな差があります。

「顧客ニーズ」は可視化しやすい環境になっています。消費者はまず、ほしい商品を‘検索’します。「検索する」「調べる」という行為は、顧客の興味関心に直結します。そして、現在においてそのような顧客の興味関心は‘Google検索ボリューム’によって可視化することができます。

そしてそれが事前にわかっている(PガンダムSEEDの遊技ニーズが高まっていること)を営業に活かすことは意外とシンプルで簡単なアクションです。

推奨アクションとして
8月リリース予定のPガンダムSEEDの期待度は増加傾向(e花の慶次 裂よりも)

そのため、導入前の店舗プロモーションを強化することが好ましい

導入2週間前=滞留する場所を中心に告知構成比率5%程度伝える

導入1週間前=滞留する場所および退店導線で15%程度伝える

導入3日前=滞留する場所、通り過ぎる場所、退店導線で30%伝える

お客様の期待が高い新台は早いタイミングから段階的に伝達する。
導入2週間前と導入1週間前、3日前で使い分ける。顧客ニーズの上昇に合わせて流動的に売り場を変化させていくことが重要です。

では本日もさっそく行きましょう!
(パチンコ新機種)

導入4日目のハイミドル機の比較

―今週のハイミドル新機種の特徴として
【Pベルセルク無双冥府魔道】
遊技時間:6.5h 推定時間アウト:4912/h
「7週~10週」の貢献予測となります。貢献予測は変わらず。先日「すろぱちすてーしょんのじゃんじゃん」が実践動画をアップしているので、昨日の稼働は想定よりも上がっている状態。

スペックバランス、想定されるメイン遊技層、現在の推移傾向から「P北斗の拳暴凶星」がもっとも近い機種となるのではないでしょうか。

導入4日目の甘デジ機の比較

―今週の甘デジ・ライト系新機種の特徴として
【PA乃木坂46(1/129)】
遊技時間:4.6h 推定時間アウト:4663/h
「4週~7週」の貢献予測となります。
貢献予測は変わらず。同じ1/129スペック帯の「PA地獄少女LIGHT」「PAウルトラマンティガ」などと比較しても低い数値となっており、この先の貢献への期待は低いものとなります。また同機はシニア向けのコンテンツではない(どちらかというと中年層向け)ため、3~4週経過後の下げ止まりへの期待も低くなります。やはりパチンコは特にスペックの複雑さが顧客を遠ざける要因としては大きいのではないでしょうか。
 
【PA銀河鉄道999】
遊技時間:5.7h 推定時間アウト:4599/h
「6週~9週」の貢献予測となります。
貢献予測は変わらず。こちらは過去の機種と比較しても同程度~上回る数値となっており、一定以上の貢献に期待できます。特に7月以降、さらに若年層のパチンコ離れ(スロット市場に機械や注目が集まっていること、またリリースされる機械の状況から)が予想されます。そうなるとパチンコ市場は高年層以上の比率が上がることになります(もちろんP市場全体客数も減っていく)。

わたしのこれまで見てきた過去の傾向の蓄積、また現在の状況から今回の新機種の結果が大きく変化する可能性は低いと考えられます。

このような新機種の状態、また現在の市場動向からほぼ確実にいえる9月までの傾向は
【7月以降はパチンコの高年齢化がさらに進む(P市場のシニア化)】
【これから8月のお盆商戦までP部門は「PガンダムSEED」の結果しだい】
【スロット市場はまだ少し伸びていく(PS全体の総客数はかわらないが)】

であり、それに対する課題は
【いかにP市場に顧客ニーズをつくっていくか?→未来の顧客ニーズを予測して先回り】
【PガンダムSEEDの見込み客の創出と獲得ができるか?】
【スロット注力は当然だが、その中で(差別化するには?)(P部門と並行していくには?)】

であり、それに対する解決仮説とアクションは
【今回のようなシニア向け機種の長期運用と機種構成の充実】
【「PガンダムSEED」の見込み客育成のアクションは、冒頭や以前のnoteに記載】
【Sメイン機以外で使える機種を探す(これはエリアや店舗ごとに異なる場合が多い)】

などが挙げられます。もちろん店舗ごと、時系列ごとにさらに細分化してアクションに落とし込んでいく必要があります。

現在の営業は全国で同質化されてきているため、自店が考えていること(=ほとんどの競合がおなじことを考えている)という認識でほぼ間違いないと思います。

だからこそ、‘それ以外のアクション’が効果的になります。ここは以前までとは大きく異なります!(※以前、特にコロナ前は情報の共有速度が今ほど早くなかったため)

情報の共有がはやい(=つまりみんな同じことを同じタイミングでする)

これは、こと営業という場面では良い側面もあれば、わるい側面もあります。競合と同じことをしておけば、とりあえず同じ結果が得られるという良い側面。しかしながらそのような条件(同じ営業をする)で有利になるのは、当然規模が大きい店舗や大手法人です。規模や予算が違うので同じことをしていても集客力は当然高くなるためです。これは情報の共有速度の早さにおけるわるい側面ともいえます。

では現在の‘営業の同質化’という課題をどのように解決するのか?ひとつの解の仮説としては【未来の顧客ニーズで差別化する】という視点とアクションだと考えています。何かの参考になれば幸いです。

P業界の准教授@Pラボラトリー
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