幻想から離れよう

通販で注文した靴が届いた。
毎日ここのしか履いてないから、この革の質感はこんな感じ！と、信じて注文した。届いた靴は全然イメージとは違っていて、まるでブーツになりたがった長靴のような質感。
試着して鏡を見た時の全体のバランスも悪い。
こんなはずじゃなかった…とても残念。
返品だ、こりゃ。

同じ日に注文していた腕時計が届いた(今週は買い物ばかりしてたのね)。
ウキウキと袋から出したら、画像と色が違う！
この色だったら買わない！！
と、もう一度画像と説明を確認した。
画像は蛍光グリーン。実物は深い緑。これは文句言って着払いで返品だーー！と、返品の方法を見るべく画面をスクロールしたら、「画像は実際の色とは違うことがあるので、型番の色をちゃんと確認してね。画像と違うって言われても返品受け付けませーん」とある。
こちらも返品かあ…

靴は、返品希望のメールをカスタマーサービスへ送った。
「返品だと着払いだけど、他の商品を注文してくれたら、返品の送料は無料にするよー。もちろん新しい商品の送料も無料よ！どう？？」
との返信。

返品！という気持ちが揺らぐ。一応、欲しい靴を探してみたけど、グッとくる靴はなかったから、送料負担して返品しました。

時計はつけてみると、似合った。こちらは返品しないで、使うことにした。

靴も時計もわたしのイメージで注文してしまった。

こんな靴が欲しいというイメージ(幻想)でわたしは靴を買ったんだと思う。
届いて、目が覚めたよ。

わたしの生活は、わたしが作ったイメージや思い込みでできているのかもしれない。
よく違和感を感じるのは、わたしのイメージと現実が離れているからじゃないかな。

そう思って周りを眺めてみると、思い込みで判断していることが多いと気づいた。
思い込みと現実の差に我ながら驚く。

着払いの送料分で大きな経験を得ました！
お得感があるね。

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