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わたしにとっての新しい働き方

新年度になり、3日間仕事を8割以下の力で標準的なことを悔いのないようにやってみた。

結果。これがかなりよかった。
まず、自分から発信することをやめた。そしたら相手の話をゆっくり聞くことができた。
標準的な仕事とは、決められた時間をちゃんと使うと言う意味なんだけど、不思議なことに時間がたっぷりあるように感じて、ゆったりと仕事ができた。
ちなみに今までは、次の仕事に遅れないようにという焦りが常にあって落ち着かなかった。

一番よかったのは、自分の個性を売り込まなくなったこと、気を使わなくなったこと、仕事ができる人、頼りになる人を演じなくなったことだ。
わたしは、これに仕事の5割くらい(いや、もっとかも)使っていたんじゃないかと思う。

自分の個性を売り込まなくても、個性は滲み出るもんなんだと気づいた。そうすると、仕事でのわたしとそれ以外のわたしの区別をつけなくてもいい感覚になっていた。

先日、仕事の勉強用に買った書籍を職場に持っていった。
わたしは1ページも読んでいない。そのことを同僚に伝えたら、
「なんか、ほっとします」と言われた。
同僚の前でも上手く演じていたわたしがすごいのか、8年も一緒に仕事してきてわたしの本性に気づかなかった同僚が鈍いのかどっちかだ。
わたしが、仕事ができる人ではないことを知って、同僚も楽になったのなら、もうわたしは自分のままで仕事してたらいいってことだ。

時間が伸びるという感覚も味わった。何かで読んだりして知識としては知ってはいたけど、実際に感じてみて、納得。
わたしは「時間がない!!」と思っていたから、それが現実になったんだね。

課題もある。
苦手なお客さんとの接し方だ。
苦手な人を前にすると、一気に元の10割仕事になる。気を使いまくり、愛想笑いしまくり…
昨日は、苦手な人にも、標準的な仕事を目指した。さすがに8割以下の力ではできなかったけれど、健闘したと思う。疲れたけど。

苦手な人と素の自分として接するためには、余裕がないとダメだ。
まず自分をととのえよう。わたしから発散されるオーラのようなものが輝いていたら、相手の負のオーラを受け取ることはないだろう。
苦手な人との仕事は疲れたけれど、この3日間、あまり疲れていない。
エネルギーをすり減らしていないんだなあと思う。
今までどんだけムダ遣いしていたんだろう…

今年度は8割(と言わず、どんどん減らす)の力で働く実験。そう思うと、今の仕事もがんばれる。

ではまた

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