午後の白い光 〜 伴走小説 ＃3

↑ 第2話

＜作品紹介＞
親友や恋人との、悲しい別れを経験した主人公は、スポーツメーカーに就職をし、裏方としてプロ野球選手たちをサポートする。
森の中にある、夥しい光を浴びた球場は、近い将来、樹々の伐採が噂される場所だった。
（かつて誰かが見た夢のような）終わりの後の世界で生き続ける事、都会に棲む、この国だけの神様、などのフラグを立てながら、現状への諦めと受け入れにアイドリングしていた物語のエンジンは、けれども止まらず、咆哮を上げる。