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水の流れが良い土壌を作っていく
大地の再生プロジェクトに参加してみて、とても面白い気づきがあったので
記事にしてみようと思う。
普段何気なく目にしている自然。
しかし最近いたるところで木が立ち枯れしてしまったり、藪となってうっそうとしてしまったりしているところがあるようだ。
その原因は酸性雨やカビや病原菌によるものもあるようだ。
今回大地の再生プロジェクトで学んだことは、その根本原因い水の流れが影響しているようなのだ。どういうことかというと、地下には地下水脈という形で雨水など地下に浸透した水が流れる水脈が存在している。
ところが人工物などによってその流れが遮断されてしまい、水が滞留してしまう現象が起きる。水は滞留すると澱み、周囲の有機物と一緒に腐ってしまうことがある。腐ってしまうと腐敗臭の原因であるガスが発生する。
このガスが植物に多大なる悪影響を及ぼしてしまうというのだ。
そのガスが原因で植物自体がうまく栄養素を吸収できなかったり、人間でいう呼吸がしにくい状態になるようなのだ。人間だって腐敗臭漂う場所にはいたくない。それは植物も同じことだろう。
だが、植物は動けない。だからこそ、澱んでしまった水からの影響をもろにうけてしまう。それで木自体の免疫が下がってまり、いろいろな外的な影響に耐えられなくなってしまっているとのことだ。
うっそうとした藪になってしまうのも、実はそうしたことが影響しているようだ。
植物がガスの影響をうけることでうまく呼吸しにくい状態になる、そうすると植物としては呼吸しやすさを求めて、我こそは的に伸びていく、そうして藪がどんどんうっそうとした藪になってしまう。そうなると光も入りにくい状態になる。その環境ができると、その環境でも生きていけるし植物だけが育つことになってしまい、土地がどんどん荒れてしまう原因にもなるようだ。
そこで大地の再生プロジェクトは水の循環を良くしていくためにどうしたらいいのかをいろんな観点で教えていただけるのだ。
今回は地表に水脈となる溝を作り、そこから雨水が地下に浸透しやすい状態を作り、かつガスも抜けやすい環境整備を行っていたのだ。
人間が生きている限り人工物は避けられない。
だからこそ、僕たちは水の流れの影響がでにくい環境も併せて整備していく必要があるんだなというのを教えていただき、いろいろな気づきがたくさんあった。
今回の話は組織にも同じことがいえそうな気がする。
水の流れというのを組織で例えるとすると、ポジティブ感情でのコミュニケーションなのではないかなと感じる。
前回記述したポジティブ感情のコミュニケーションが活発な流れを作っていくのではないかと思う。
参考までに
コミュニケーションの流れが滞りなく流れていくことで、組織も活発化していく。リモートワークやSlackなど便利なツールはたくさんあるし、効率化もどんどんされてきている。
それはそれで必要なことだが、対話する時間を創ることも大事なのだろうと思う。効率化だけを重視するのではなく、ポジティブ感情での対話をする時間もある程度は必要なんだろうと思う。
水の流れ的なことも意識していきながら、組織活性のためのコミュニケーション0デザインを考えることも大事ですね。