小澤 悠(株式会社NEXCENT代表)

兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。丸紅勤務、複業での教育プロジェクト代表を経て、2022年3月に丸紅を退職。人のエネルギー総合商社、株式会社NEXCENTを創業。現在は企業研修講師、万博イベントのMC等を行なっている。2025年秋に神戸アリーナで1万人規模のイベントを実施。

小澤 悠(株式会社NEXCENT代表)

兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。丸紅勤務、複業での教育プロジェクト代表を経て、2022年3月に丸紅を退職。人のエネルギー総合商社、株式会社NEXCENTを創業。現在は企業研修講師、万博イベントのMC等を行なっている。2025年秋に神戸アリーナで1万人規模のイベントを実施。

最近の記事

直感と理屈、どっちが”正しい”?

『迷った時は直感に従いなさい』 人生における大事な選択に迫られた時に一度は人から言われたり、書籍や映画の中で目にしたことがある言葉ではないでしょうか。 他方で 「なんとなく直感が大事ってのは分かるけど、直感だけで行動するのは怖い。やっぱり理屈なしでは無理でしょ」 と思う人が大半なのではないかと思います。 企業研修や学校現場でのアントレプレナーシップ教育に携わる中で、長らく私もこの二つの力のうちどちらを大事にしていくか、悩みに悩んできたことがあり今回のブログを書くに至

    • 一隅を照らす、これすなわち国宝なり

      天台宗の開祖、最澄の言葉に 『一隅を照らす、これすなわち国宝なり』 というものがあります。 一隅とは、字の通り隅を指していて、自分が置かれた場所や役割、環境を指しています。 日本中の人がそれぞれの置かれている環境で、自分が天命と感じたことを全うすることで、一人ひとりの力は一見小さいように見えるけれども、その集合体が世の中全体を照らすことができる。それこそが実はこの国において最も尊いことであるという意味です。 この言葉が持つ意味を感じさせてもらえる機会が最近増えている

      • 高校生に起業を教えてもらうことになりそうです

        昨年から特別非常勤講師として関わらせて頂いている神戸市の甲北高校さんが、この度2025年から神戸北高校と統合されて生まれ変わることになりました。 文科省の発表によると、2021年時点で2002年から2020年までの18年間で公立の小中学校、高等学校は廃校の延べ数が8580校までにものぼっています。 県立高等学校教育改革の一環として、地域の人口減少をきっかけとして、学校の統廃合を必ずしもマイナスな側面で捉えるのではなく、「学びたいことが学べる魅力と活力ある学校づくり

        • 【メタアースクエスト】 2024年のクエスト

          明けましておめでとうございます⛩️🌅 新年早々、大変なニュースが雪崩のようにあらゆる方面から流れ込んできていますが、世の中の情報や情勢が不安定な今こそ、私達一人ひとりの中で大事にしている価値観や生きる意味を見つめて、「幸せ」を心から感じられる環境を作りつつ、自分自身がこの世界に生まれて、仲間と共にどうやって人々を笑顔にできるかを楽しみながら考える力が強く求められているのではないかと思います。 昨年NEXCENTで立ち上げた新時代のコミュニティ『メタアースクエスト』では、地

          クエストで人生にIXを!神戸アリーナを満員に!

          久しぶりにブログを書きます。前回ChatGPTで全て記事を書いてもらって以来です(笑) 今年3、4月にAIコンサル事業をプレスリリースしてから半年の間でChatGPTをはじめとする生成AIにおけるサービス実装が急速に進みました。私たちの働き方・生き方にとてつもない革命が起きていることに徐々にみんなが気付き始めている状況だと思います。 いよいよ、私たちがこれまで取り組んできたビジネス、会社での業務、学校における偏差値教育で詰め込んだ能力の多くをAIを駆使して代替することが可

          クエストで人生にIXを!神戸アリーナを満員に!

          ChatGPT for せんせい(ChatGPTで書きました)

          株式会社NEXCENTでは、今週3月14日にChat GPTを活用した教育機関における働き方改革コンサルティングサービス『SmartTeach』をプレスリリース致しました。 https://prtimes.jp/main/action.php?run=html&page=releasedetail&company_id=102774&release_id=6&owner=1 プレスリリースしてすぐに私立高校さんからChatGPT活用の研修依頼を頂くなど、AIが教育の自動化

          ChatGPT for せんせい(ChatGPTで書きました)

          これからの時代に必要なチカラ

          人生100年時代。学校に通う生徒も通っていない生徒も、研究や部活に勤しんでいる大学生も、これから就職活動をしていく就活生も、会社勤めをしているサラリーマンも、会社を経営する経営者も、起業したばかりの一人社長も、自分の将来に何かしらの不安を抱えているのではないかと思います。 これらどの属性に所属している人にも今後の時代を楽しくワクワクしながら生き抜いていく為に、大事になってくるチカラがあります。 資格?語学力?プレゼンテーション能力?資産運用?コミュニティを創出する能力?

          これからの時代に必要なチカラ

          『想定外』という教育

          令和の時代を迎えたジャパンに必要なIX(意識トランスフォーメーション)は多数ありますが、その中で令和の教育で大事なことの一つが、 『想定外』を教えること、『想定外』を受け入れることだと考えます。   最近、本業でも副業でも学校現場でも頻繁に感じることがあります。それはこの社会で暮らす多くの人が『想定外』に慣れていないことです。 企業で働く多くの方々が、そして学校で教える先生方が、学校内外で学ぶ多くの生徒の方々が『想定内』の人生の中に閉じこもっています。 よくよく考える

          『想定外』という教育

          同調圧力なんてほんとはないっていう話

          普段はサラリーマンとして勤務し、複業で教育事業に向き合う中で両者に共通するテーマというのが時折見えてくることがあります。   その一つに『同調圧力』というものがあります。   企業での意思決定の場や教育の現場でビジネスパーソンや生徒や先生方が受けるこの『同調圧力』が問題視されるケースが多くあります。 そして過去脈々と続いているこの『同調圧力』を悪として、新たな価値観を正義として過去の『同調圧力』をかけていた層に攻撃をしかける動きが世の中で出てきているなあと感じていま

          同調圧力なんてほんとはないっていう話

          循環型社会からうずうず型社会へ

          昨今持続可能な社会形成というテーマが政府、企業、自治体、大学から個人に至るまで、ありとあらゆる場所で提言されています。 SDGsの普及は大量消費大量生産を繰り返してきたこれまでのプロセスを見直し、20年、50年、100年後の地球がどうあるべきか、どうあって欲しいか、そんなことを地球で生きる大多数(特に先進国)の人に意識させるきっかけを作りました。そういう意味でDXならぬ IX(意識トランスフォーメーション)を起こしたという意味で、価値のある社会的教育活動なのだと感じています

          循環型社会からうずうず型社会へ

          令和の平和の創り方

          先日、令和の時代に世の中をどう平和にしていくかを対話していく、世代を超えたセッションを見てとても勉強になったので僕なりの氣付きをシェアしたいと思う。 8月15日の終戦記念日。 ゆとり世代の自分も学校の先生方やメディアから間違いなく教育を受けて、強烈な印象を受けている戦争の歴史。 修学旅行で行った広島原爆ドーム。 その教育の甲斐もあり、間違いなく戦争を繰り返してはいけないという風土は情勢されていると思う。これは間違いなく意味のある教育だと思う。 しかしながら、平和を考

          中高生へ。先生も学校も世の中も平等なんかじゃない。

          これまでの経験からある気付きがあったので、中学生・高校生向けのメッセージとして書きたいと思います。 大変有り難いことに中学・高校で授業をさせて頂く機会が増えました。今年から東京都の某私立高校の探究プログラムも持たせて頂いています。 そんな機会のおかげさまでサラリーマンとしては比較的多くの中学生・高校生・学校の先生方とお会いさせて頂く機会がありましたが、一つ直感的に思ったある仮説があります。 真面目な中学生・高校生ほど、『人は歳を重ねるごとに人に対して完璧な存在にならなけ

          中高生へ。先生も学校も世の中も平等なんかじゃない。

          教育者に本当に必要な力

          2021年も明日で折り返しに入るということで、これまで半年間のANOTHER TEACHERの活動を振り返りながら、   教育者に本当に必要なものが言語化出来てきたので、文字に起こしたいと思います。   ANOTHER TEACHERの前身となる日本総先生化プロジェクトを始動したのが2019年1月。   約二年半が経とうとしていますが、これまで本当に試行錯誤しながら教育活動を実施してきました。   2019年には地方高校に働く大人を派遣する為にクラウドファンデ

          教育者に本当に必要な力

          学校の先生が言ってくれた言葉の力

          2019年1月に始動したANOTHER TEACHERが今年から3期目になる。 法人格も持たず、メンバー全員が本業ではサラリーマンをやりながら副業で関わってくださっている中で、ここまで続けてこられていることに仲間や周りの方々への感謝が絶えない。 私自身も本業を持ちながら何故この教育分野に情熱を燃やすことが出来るのかと振り返ってみた。そうするとその最初のきっかけを作ってくれたのは、これまで社会に出るまでにお世話になった学校の先生方だということに気付いた。 オンラインの活用や

          学校の先生が言ってくれた言葉の力

          せんせいになる資格

          2019年1月に日本人全員をせんせいにする為に立ち上がりました。 ANOTHER TEACHERは単なるキャリア教育団体ではありません。このプロジェクトは日本人全員をせんせいにして、中高生、学校の先生方・働く全ての大人の壁をなくす為に立ち上がった団体です。ここで言うせんせいとは必ずしも教員免許を持っている学校の先生方、弁護士、医者、政治家を指すものではなく、全ての人がせんせいになれるという意味で、せんせいの民主化を指しています。 この考えは僕が中学・高校・大学生時代、会社員

          大人と子供の境界線

          つい昨日新海誠監督の最新作『天気の子』を観たのだが、小栗旬演じる須賀圭介は物語の中盤で主人公の帆高にこの台詞を吐く。 『大人になれよ、少年』 ちょっと待て、大人ってなんだ。 ある定時制高校にて出張授業をやらせて頂いた際に、ある生徒からこんな質問を頂いた。 『先生、大人と子供の境界線ってどこですか。というかどうなったら“大人”になるのか教えてください』 私がこれまで高校生から受けた質問で一番素晴らしい質問であり、答えるのか難しい質問だった。 私自身もお恥ずかしながらた