俳句|処暑の雷父親殺しのオペラ幕明
しょしょのらい ちちおやごろしのオペラまくあき
🌔映画から作句しました🎞
着想を得た作品は、ベルトルッチの『暗殺のオペラ』。若い男が、イタリアの田舎の村で、英雄として殺された父親の死の真相を探るのですが、原作はボルヘスの『裏切り者と英雄のテーマ』。一筋縄のサスペンスでは収まりません。
現在と過去が並列で物語られ、現実か夢か想像か混沌とし、父と息子を同じ俳優が衣装を変えただけで演じる上に、合わせ鏡のような三点透視(消失点は、常に画面の中央)の背景や、透明感のある美しい色彩とともに、観る者を惑わせます。
VIVA! ベルトルッチ!!
29歳の若々しい瑞々しい、驚異的な才能が、画面にぱちぱち弾けるようです。
あの美しい構図と色彩を表現したかったのですが、及ばず…しかも、テーマは『父親殺し』でもない。
《お詫び》
監督の名前である〈ベルトルッチ〉を、間違えて〈ベルトリッチ〉と表記していましたので、訂正いたしました。大変、失礼いたしました。
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