連載小説|微熱の午後 I'apres-midi
第七章 無分別ざかり Vie de reve
《 あらすじ 》
田坂の仕事が終わるのを待って、葉は彼と電車で都心へ向かった。百貨店でジェイ・ギャツビーばりのスーツ一式を新調し、バーバーで髪を整えた二人をタクシーが運んだのは、フレンチも楽しめる老舗のジャズクラブだった。
コース料理を堪能し、カナダから来たオルタナ・カントリー歌手の歌声に酔いしれ、煽られるまま羽目を外して踊った。
打ち上げにも誘われて、仲間に加わるけれど、楽しいはずの夜遊びが微かに憂鬱なのは、常に田坂の身内やごく親しい友人が現れるから。
午前零時の門限に間に合うよう、邸まで送ってもらった二人。邸では、明日の撮影のためにセットの設営が行われていた。葉は、落ち着いて過ごせるように、自分の屋根裏部屋の隣に部屋を移さないか、田坂に提案する。
第七章、最終回です。
(追記 物語はまだ続きます)
* 今までの全連載はこちらから 👇🌞
二人の仲は近づいているのか、進展しているつもりでも、本当のところ、彼は自分をどう思っているのか…もどかしくて、でも確かめられなくて。
Cowboy Junkies (Official Video)
Blue Moon Revisited (Song For Elvis)
and … MACY GRAY!!!!!
I've Committed Murder
I've Committed Murder
(Gang Starr Remix- Main Street mix)
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