書籍:「ファクトフルネス」
ファクトフルネス、分厚い!
分厚いこの本からわかったことは....
実はそんなに多くありませんでした !
あ、いや、ディスってるわけじゃないです。
「ファクト」を知っていたから、でもありません。
著者が伝えたいメッセージが一貫しているからだと思います。
印象に残ったことを2点に集約してみます。
・バイアスによって事実を正しく捉えられないのは人間のもともとの特性であって、無知だからではない専門家は専門外のことには疎く、バイアスがかかって判断していることが多い。そして、人間には悲劇的なストーリーに強く引き付けられ、悲劇的ドラマチックな世界を描きやすい。
・世界の貧困は改善されてきている!
感想
ところどころ写真や図表が載っていてわかりやすく、特に世界を4つのレベルに分け、写真付きで食事や水道施設など紹介していたり、説明が非常にわかりやすかったです。
でも、わたしは読み切るまで時間がかかりました。
面白くないからではなく、論調が同じように感じたためかな、と思います。
この本を読むまでは、この世は悲劇に満ちているんだ!!!と、悲観ばかりしていましたが、読後は「世界は良い方向に向かっているんだ」と前向きに思えました。
内容とは関係ありませんが、なにより驚いたのは、著者が本の刊行前に亡くなっていることです。
猛烈に悲しい。魂をこめてこの本を書いたんだな、と感じます。