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本と植物と私の部屋
親になってからは初となる自分の部屋を手に入れた。
アラフォーの私は十数年前に母となり、家族の歩みに合わせて伴走をする日々。
我が子が小さい頃は、文字通り自分のペースで道をただ歩くこともできずモヤモヤしたものだ。
私の両親はすでに病気で他界しており、また私は夫の仕事の都合で転勤族であるため気軽に親や兄弟に我が子を預けて出掛ける、とかをほとんど経験したことがない。
(気軽に子供をサクサクっと預けてみたかった)
母の気を知らず我が子は散歩道も人生も、あちこちで立ち止まったり逆走したり、飛び出そうとしたり。
ただ買い物に行くだけで、公園に向かうだけで。
それはそれは大変な毎日で。
そんな我が子も今はもう中学生と小学校高学年となり少しずつ親と子の間に健全な距離感がどちらからとも無く自然発生的に生まれ始めている。
かなりマイペースながらも2人の我が子たちは心優しくユーモアたっぷりにすくすく育っている。
誇らしい。
ということて、いつも誰かの要求に応えていて【自分の時間が気付いたら無かった】のではなくて強引にでも作り出さなきゃいけないのだ!と試行錯誤した結果、ようやく自分の部屋を持つことに成功した。
好きなものしか置きたくない。
必要なものしか置かない。
本と植物とキャンドルにアロマオイル、いい音楽も聞きたい。
大きなテレビで1人で思う存分NetflixとAmazon primeとYoutubeをみる。
コーヒーカップと場合によってはビールジョッキも必要なもの。
胃カメラで人生で初めて自分の胃の中を見た
先日胃もたれと逆流性食道炎らしき症状がキツかったので胃カメラを飲んだら見事に荒れ放題ということがわかり、先生は一言、ストレスですね。と。
恥ずかしながら自覚がなかった。
(可能な範囲でではあるけれども)私も個人としてはいつ死んでも悔いがないほどエンジョイしているつもりだった。
だからこそ後からじんわりと、自分と体の感覚の誤差が怖くなったし、たかが胃もたれ、たかが逆流性食道炎と放置しなくてよかったと戦慄した。
なにしろ、思わず他人事のように【かわいそう】と医者に呟くほど私の胃は真っ赤にただれていた。
しかも食道の炎症は胃のそれよりもガン化しやすいそうだ。
よって、アルコールもコーヒーも禁止令が出た。
なのでこの部屋でコーヒーカップ片手に本を読める日はまだ少し先になりそうだ。
何がなんでも、ご自愛していくと、元気に長生きするぞと決めた2025年立春のお話し。