そこにAIはあるんか。
気づいたらこんなところにも。
私がnoteで執筆することから離れて
2年経っている間に、
noteにもAIによる執筆サポート機能が実装されていた。
まだβ版であることや、
無料版では使える機能や回数が限られているものの、
タイトルの提案
構成の提案
書き出し、文末の提案
用語の説明
類語の提案
文章の雰囲気を変更する
記事全体のまとめ
記事のレビュー
翻訳
以上の機能は使えるようである。
これだけ使えれば無料版でも十分ではないか……?
ちなみに、
「2年ぶりにnoteを使ったら、
AIによる執筆サポート機能が実装されていたことへの
驚きについての記事の書き出し」
を提案してもらったら、
と返ってきた。
必見かどうかは別としても
たしかにこの記事で書こうとしていることは、
noteの執筆サポートAIを使って得られる効果について
であるから、
AIとは恐ろしいものである。
AIといっしょ
話はnoteから逸れるが、
現在絶賛求職活動中の私は、
就活の一環として
ホームページ制作関連の言語を勉強中である。
HTML、CSS、JavaScriptくらいなものであるが、
簡素なホームページを作るくらいなら、
まあ、何とかなるようはなった。
果たしてこれだけで
未経験者がIT業界に就職できるかどうかは
さておいて。
遊びがてらJavaScriptでコーディングするときは、
端からChatGTPに
コードの骨格を作ってもらうことが多い。
単純に私が知識不足で、
「作りたいプログラムを実行するために、
何から手をつけたらよいか分からない」から
が理由であるが、
これが、普通にすごい。
言語についての知識が皆無でも、
「こうしたい」と伝えるだけで、
思い通りのコードを解説付きで
吐き出してくれる。
例えば、
と聞けば、
/* HTML */
<img id="myImage" src="image1.jpg" alt="Image 1">
//JavaScript
const myImage = document.getElementById("myImage");
myImage.addEventListener("click", function() {
if (myImage.src.includes("image1.jpg")) {
myImage.src = "image2.jpg";
myImage.alt = "Image 2";
} else {
myImage.src = "image1.jpg";
myImage.alt = "Image 1";
}
});
上記のコードを吐き出し、
と解説してくれる。
このコードが実際に動くかどうかは試していないが、
仮にこれで動かなくても、
動かないコードをChatGTPに入力するだけで、
コードを校正をし修正してくれる。
ぶっちゃけ、
この解説が理解できなくても、
このコードでプログラムが動いてしまえば
誰でも開発ができるわけだ。
分からない用語があれば
AIに聞けばいい。
ChatGTPが説明してくれた
「イベントリスナー」について、
noteのAI機能「用語の説明」を使って聞いてみた。
とのことだ。
例え話まで用いるとは、
AIは恐ろしいものである。
ちなみに、
上述の文章を「やわらかく」言い換えると、
「フォーマルに」言い換えると、
となるらしい。
なるほど、勉強になる。
使用制限に引っ掛かる
さて、ここで、
noteの執筆サポートAIの
使用回数制限に至った。
この記事ひとつで
執筆サポートAIの機能を
全て試すつもりであったし、
まだ気になる機能はあるのだが
上限があるなら仕方あるまい。
noteのサポートAIは
無料版は月に5回までしか
使えないようである。
noteプレミアム(月額500円)に加入すれば、
上限を月100回にアップグレードできるらしい。
冒頭にて紹介した機能の他、
記事やメルマガのテンプレート
炎上リスクの回避
の機能が解放されるようである。
(炎上リスクの回避……とは……?)
とりあえず、
使用制限ぎりぎりまで、
AIサポート機能を使ってみての感想は、
めっちゃおもしろい。
である。
執筆が楽になるかどうかは、
現状では実感がない。
正直なところ、
書き出し提案や用語説明機能は
文章が長すぎると感じるし、
言い換えの機能は
指定の範囲が短すぎたからか、
面白い以外の感想がない。
今回は使いどころを間違えた感が否めない。
とはいえ、
まだ試していない機能も多いため、
全く使えないとも言い切れない。
文章をまとめたり、
レビューをしたりする機能は、
「執筆が終わった後の仕上げ」
として使用するものであろうから、
月を跨いで、
私が覚えていたら、
そうした機能も試してみたいところである。
主体はどちらか
とはいえ、
どれだけAIを使ったところで、
基本は
「自分の頭で考えて、
自分の手で書け」
というのが、
noteの方針なのであろうとは思う。
試験的な使用とはいえ、
ひとつの記事でAIサポート機能を
上限5回フル活用できてしまった上に、
仕上げの機能までは使い切れなかった
ということは、
使い方によっては、
ひとつの記事をnoteのAIだけでも
生成することは可能である、
というのは想像に難くない。
人間はやや不自然な部分に
ほんの少し手を加えてやるだけでいい。
私がnoteが好きなのは、
使いやすさは当然であるが、
『気軽に創作をしている気分にさせてくれる』
からである。
プレミアムプランに登録しても
AIサポートの使用は月100回という
上限が設けられているところから、
「あくまでAIはサポーターである」
「主体的に「書く」のはユーザーである」
という「創作へのこだわり」を感じなくもない。
毎日、noteのサポートAIだけを駆使して
noteを書くのであれば
100回という回数は少なすぎるようにも思う。
尤も他のAIも併用すれば
毎日AIによって生成された記事を投稿することも
可能ではあろうが。
少なくとも「noteの中では」
それを想定していないのではないか。
長すぎる書き出しや用語説明も、
それを練り直してユーザーの言葉に変換すること
を目的のひとつとしているのかもしれない。
実際のnote運営の思惑など、
私の与り知らぬことであるが。
ChatGTPをある程度使っている人には
覚えがあるかもしれないが、
ChatGTPは
人間が主体的に行動することを
しつこいくらい主張してくる。
あくまでも、
AIはサポーターにすぎず、
行動や思考の決定権は人間にあるとは、
私も常々思うことである。
寧ろ私は、AIのみならず、
生身の他人の言葉や思想から受ける影響についても
そう考えている。
如何なる状況であっても、
どんなに他人の言葉に心を動かされても、
何かに即して行動を起こしたとしても、
そうすることを決定づけたのは、
思考し、行動した本人以外に
誰もいないのだから。
ムシの良すぎる責任転嫁の先が、
明確な感情や肉体を持たない
「AI」という概念的機能であったとしても、
少なくとも私はそれを好まない。
私は私という主体を失わず、
執筆活動も行いたいと考えるのである。
ちなみに。
この記事は、
「noteにAIによる執筆サポート機能が追加されていた時の
驚きについてとAIとの付き合い方を考える記事の構成」
を、
noteの執筆サポートAIに
提案してもらった構成に則って
書き上げた。
やはり、執筆はAIに任せた方がいいのかもしれない。
これに則って記事が書けた気がしない。
とはいえ、
また何か「気軽に創作している気分」を
味わうべくnoteを復活させたのだから、
己の頭と手を使い、主体は私において、
何らかを綴っていたいとは思うのである。