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20170912りーとんの社説ピックアップ!

ども、りーとんです。
本日の主要五紙社説からのピックアップです。

昨日が新聞休刊日ということもあり、間が空いてしまいましたが「桐生選手10秒の壁破る」を産経・毎日・朝日の三紙が取り上げています。

朝日の記事曰く「日本陸連は90年代から科学的な研究に取り組み、欧米の走法や練習方法も参考にしながら、選手に合わせた育成方法を進めてきた。」とのことです。

桐生選手以外にも期待の持てる若手選手が多く、今後の日本短距離走に注目が集まっています。

そんな中、今日のオススメは読売の「米国の移民政策 議会の怠慢が混乱を拡大した」です。

米国の成長力の源泉の一つに移民があることは間違いありません。

1983年、多くの移民を受け入れた新大陸北部の国の人口は2.34億人でした。同年の日本は1.19億人です。

2016年になると、日本は1.26億人とほぼ横ばいである中、米国は3.23億人となりました。そして今後においても先進国では数少ない人口増加国と位置付けられています。

極端なことを言えば、ネイティブ・アメリカン以外の米国人は移民か移民の子孫です。

移民が国を支え、米国を世界最大の経済国としました。そして、その経済力を背景にした最大の軍事力が更なる富を呼んでいます。

その富に憧れて不法に入国してくる移民がいることも、また現実です。

しかし、若いときに連れられて米国で成長した不法移民の子は米国社会に根を下ろしており、本国との結びつきも弱いです。

オバマ政権下では、この問題を大統領令という行政執行で暫定的に対応し、恒久制度を議会に委ねましたが議会内の対立は埋まることなく時間だけが過ぎました。

各議員の後ろには有権者が控えており、その有権者たちの意見も二分されているからです。

しかし、いつまでも先送りにできない問題であることも事実です。

以下、読売からの引用です。

「トランプ氏の手法は強引だが、声明で「責任ある移民制度改革」を唱え、「議会は行動する時だ」と呼びかけたのには一理ある。共和党と民主党は政治闘争から離れて、国民の幅広い支持が得られる法案をまとめねばならない。」

日本も観光客・留学生として多くの人々を受け入れています。その一方で不法滞在の問題も起きています。人数は少ないですが米国と同様の問題も起きています。

人口減を迎えている日本でも真剣に議論を始める必要があるテーマだと思っています。

<社説一覧>
日経:TPP11テコに貿易自由化の好循環を/尖閣国有化5年で浮かぶ課題
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:官民ファンド 投資案件の情報開示がカギだ/米国の移民政策 議会の怠慢が混乱を拡大した
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:金融庁の組織改革 自立促す行政に転換せよ/桐生の9秒98 東京五輪への号砲となれ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:小田急電車への火災延焼 システムに死角はないか/桐生選手が100メートル9秒98 20年越しの壁突破を祝う
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:たばこ規制 東京の機運を全国に/桐生9秒98 努力と研究が開く地平
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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