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20170920社説から見る現代日本

おはようございます。朝晩の気温差が大きくなってきました。体調にお気をつけください。

基準地価について、日経・読売・朝日が取り上げています。この中から読売の「基準地価 商業地上昇を脱デフレの糧に」の一読をオススメします。

基本的なトーンとしては三紙とも、

①基準地価の上昇が三大都市圏以外の札幌・仙台・福岡・広島などにも広がっている点を評価しつつ、下落幅が大きくなった地点も多い。

②実需(賃貸収益等)による裏付けがあって地価が上昇しているが、空前の低金利による投資目的での需要や節税目的での需要などもあり政策動向に左右されかねない。

③地方においても観光需要や別荘地需要などを取り込んで地価を維持・上昇しているところもあり、こういった取り組みを参考にすべきだ。

といった論調です。

銀座の調査地点の基準値は1991年のバブル期を超えて過去最高額となりました。ミニバブルが形成されているのではないかとの懸念がありますが、地価の向上と実需の盛り上がりを循環させていくためにも「賃金上昇」が鍵になってくると考えています。

以下、読売の社説からの引用です。

「地価は景気動向を示す指標だ。その上昇は、企業心理を改善し、投資の呼び水にもなる。実需に基づく上昇を日本経済のデフレ脱却につなげることが重要である。

(中略)

人口減社会を迎え、多くの地方が、かつての活気を失おうとしている。一方、創意工夫で再生しつつある地域も生まれている。」

<社説一覧>
日経:与野党は財政・社会保障で責任ある議論を/地価の回復が続くためには
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:安保関連法2年 「北朝鮮対処」を支える土台だ/基準地価 商業地上昇を脱デフレの糧に
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:衆院選と9条改正 議論回避の与党でよいか/教師の働き方 「本業」に力注げる改革を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:ロヒンギャ問題とスーチー氏 人道危機の現状を改めよ/70歳からの年金受給論 選択肢を広げた方がいい
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:10月衆院選へ 大義なき「身勝手解散」/基準地価 「実需」の先行き注視を
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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