20170725主要五紙社説一覧
本日主要五紙の社説です。
加計・南スーダン日報問題に関する閉会中審査を全紙取り上げています。
毎日と朝日は、「加計」と「南スーダン日報」を分けて取り上げているため、全10本の社説中、7本が閉会中審査関係。
この中であえての一本は産経新聞です。
「「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる野党の追及は、どこに法的、政治的な問題があるかを示し切れず、説得力に乏しい。」
「それでも、首相や政府側の対応は疑念を払拭できていない。木で鼻をくくったような答弁や、首相自身が大声でやじを飛ばしたことなども反発を招いたのだろう。」
野党側、与党側の問題点を冷静に挙げていると思います。
今日は参院で本件に係る閉会中審査が開かれます。
昨日は、安倍総理も含めて答弁に立った関係者の証言に曖昧な点が多かったので、本日の参院では、事実関係がより明確になることを期待しています。
社説では、どの新聞も取り上げていませんが、参考人として出席した獣医学部の新設先である愛媛県の加戸守行(前愛媛県知事・元文部官僚)氏は、四国にだけ獣医学部がないことを解消すべく県知事時代に獣医学部誘致に奔走。
その中で、誘いに応じたのが学校法人「加計学園」だけだったと指摘し、「色々な大学に声をかけ、乗ってくれたのが加計学園だった」と述べ、同学園ありきの見方を否定しました。
また、加戸氏が獣医学部誘致問題で文部科学省へ陳情に訪れても門前払いであったことなどの発言もあった点、触れておきます。
なお、前川・前文科省事務次官は「同学園ありき」と反論しています。
<社説一覧>
日経:有権者の政権不信の声に謙虚に向き合え/溶融燃料取りだしは焦らずに
http://www.nikkei.com/news/editorial/
読売:衆院閉会中審査 政権の信頼回復につながるか/辺野古再提訴 最高裁判決の重みはどこに
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/
産経:内閣支持率の急落 姿勢を改め信頼取り戻せ/白鵬の偉業 さらなる高みへの到達を
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html
毎日:「加計」問題で閉会中審査 首相は包み隠さずに語れ/混迷する陸自日報問題 防衛相の資格が疑われるhttps://mainichi.jp/editorial/
朝日:「加計」「日報」で閉会中審査 特区の認定白紙に戻せ/「加計」「日報」で閉会中審査 最高指揮官の重い責任
http://www.asahi.com/news/editorial.html