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2024.03.19【新聞解説ながら聞き+社説から見る現代日本】

おはようございます。今日も新聞解説ながら聞き、元気にやっておりますよ。

■2024.03.19新聞解説ながら聞きLine Up!

①プーチン大統領勝利宣言
②ガザ休戦交渉再開へ
③北朝鮮弾道ミサイル発射
④中国の工業生産について

■2024.03.19社説からの見どころPick Up!

本日は全紙、「プーチン5選」と「自民党大会」を取り上げております。

まず「プーチン5選」に関して、各紙の社説から注目ポイントを見ていきましょう。

日経「つくられた「圧勝」は長期独裁と侵略を正当化するものではない。裏返せば自信のなさの表れともいえる。」

読売「プーチン氏が本当に「国民の信頼」を得ているという自信があるのなら、政敵を次々と追いやる必要はないはずだ。内心では、選挙を通じて国民の不満が表面化し、強権体制に綻びが生じる事態を恐れていたのではないか。」

産経「欺瞞に満ちた選挙である。ウクライナ侵略に反対し、「反政権」「反戦」を訴えた立候補者が事前に排除されるなど、民主的な選挙の片鱗もみられない。」

毎日「同様の動きは他国にも広がっている。スウェーデンの独立調査機関が先日発表した報告では、選挙を実施しながら政治指導者が独裁色を強める「選挙独裁」の国は73年は36だったが、23年には55に増加した。」

朝日「「選挙」の名に値しない茶番劇だった。政権に批判的な候補は届け出に必要な署名の不備を理由に拒否された。対抗馬となった3人は、プーチン氏の公約発表に拍手した。選挙の体裁を整えるために用意された候補だと言える。」

毎日新聞の指摘が重要ですね。第二次政界大戦前、もっとも民主的と謳われたワイマール憲法の下にあったドイツで「独裁者」ヒトラーがあらわれ国民の支持を得た事例もあります。

独裁をカモフラージュするために利用される選挙を防ぐためには、有権者一人ひとりが主権者である自覚を強く持つ必要があると思っています。

さて、翻って我が国、日本。自民党大会が17日の日曜日に開催されました。

日経「自民党を見つめる有権者の視線は極めて厳しい。主要派閥の裏金問題が発覚し、長期政権の緩みをうかがわせる不祥事も多発している。」

読売「だが、首相が昨年まで10年以上率いていた岸田派でも3000万円の不記載が見つかり、元会計責任者が立件されている。首相は、岸田派の不記載について「事務的ミスの積み重ね」と説明して悪質性を否定しているが、安倍派と岸田派で、何がどう違うのか。処分を行う際には、理由や根拠を明確にすべきだ。」

産経「国会議員も責任を負う連座制を導入することが必要だ。実態を解明せず、処分や再発防止策で甘い対応に終始すれば、信頼を取り戻すことは難しい。」

毎日「野党や公明党は、会計責任者だけでなく議員本人の責任も問える「連座制」を導入する規正法改正を求めている。企業・団体献金の禁止や使途の記載義務がない政策活動費の透明化など、法の「抜け穴」をふさぐ抜本改正に取り組む必要がある。」

朝日「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係についても、実態解明を徹底することなく、もはや「過去の問題」と言わんばかり。差別的な言辞や問題発言を繰り返す党幹部や所属議員も放置したまま。明確なけじめを伴わない、言葉だけの反省なら、もういらない。」

各紙厳しい論調を展開しております。国家・政権を率いる党として、自民党は襟を正して、実効性のある抜本的な取り組みを期待したいものです。

■2024.03.19 社説一覧

[社説]プーチン氏「圧勝」は侵略を正当化しない - 日本経済新聞

社説:プーチン氏5選 「圧勝」を作り出した強権体制 : 読売新聞

<主張>プーチン氏5選 欺瞞で「圧勝」を演出した 社説 - 産経ニュース

社説:プーチン露大統領5選 侵略の正当化は許されぬ | 毎日新聞

(社説)プーチン氏5選 正統性なき「圧勝」だ:朝日新聞デジタル

[社説]自民は政権党の信頼取り戻せ - 日本経済新聞

社説:自民党大会 首相の危機意識が感じられぬ : 読売新聞

<主張>自民党大会 信頼回復の行動を早急に 社説 - 産経ニュース

社説:「裏金渦中」の自民党大会 けじめなくして信頼なし | 毎日新聞

(社説)自民党大会 実行なくして再生なし:朝日新聞デジタル


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