0059-20171023【ビジネスパーソンが押さえるべき今週の主要イベント】
今週の主要イベントについてご紹介します。
1.衆院選結果を踏まえて 2.第3四半期GDP成長率 3.ドラギECB総裁の定例記者会見
1.衆院選結果を踏まえて
まだ開票作業、当選確定作業が続いていますが、現時点(10月23日未明現在)において、以下のようになっています。(日本経済新聞社の当確情報に基づいています。)
自民党:283
公明党:29
立憲民進党:54
希望の党:49
共産党:12
維新の会:9
その他:24
未確定:5
与党で312議席を占め、憲法改正発議に必要な310議席を上回っています。
まだ開票作業の途中ですので、確実に3分の2以上を占めたかは確定できませんが、解散表明時には与党で過半数が取れるかを勝敗ラインに掲げた安倍総理からすれば、大勝利と言える内容でしょう。
蓋を開けてみれば安倍政権はより強固なものとなったといえます。
11月に控えているトランプ大統領の来日においても、安倍総理と二人の緊密な関係を確認する内容となるでしょう。一方で日米関係においては通商交渉でタフな交渉が求められると思われます。
内政においては、法案審議において滞留していた「働き方改革」関連の法案が成立へと向けて動き出すことと思われます。国難と位置付けた「少子高齢社会への対応」が試されることになります。
内閣改造については、安倍総理から現時点で言及はありません。8月に改造を実施し、以降閣僚からの失点がないため、閣僚クラスについては無い、或いは小幅な入れ替えがあるかもしれません。
いずれにしろ、選挙結果が確定すれば、大枠の政治スケジュールが再編成され、自民党・公明党が公約に掲げた内容が、実現に向けて動きだすことでしょう。
その中には、当然、憲法改正も含まれてきます。
選挙結果で全てを白紙委任したわけではなく、反対派がいることにも目を向けて、しっかりと説明責任を果たしながら国会運営を進めて頂きたいと思っています。
安倍総理のみならず、その周囲も含めた要人の発言に要注目です。
2.第3四半期GDP成長率
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