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20171015社説から見る現代日本

おはようございます。今日の東京は朝からシトシト雨が降っています。本格的な秋雨前線の停滞を迎えています。

選挙関連以外の社説も多くある中、本日のオススメは読売の「高等教育無償化 奨学金制度の効果的な活用を」です。

必要な人に必要な資金を。政府の役割の中で「分配」機能は非常に重要なものです。

税金として集めた資金を元に、社会の安定と活性化に向けた施策に振り分けていく。

安易なバラマキ的政策の実行では、中長期的には社会の安定を害し、短期的にも活性化効果が薄くなってしまいます。

高等教育の無償化や奨学金制度の拡充の前に、高等教育機関の整理など、社会の活性化に向けてできることは多いはずだと思います。

そういった構造改革の議論なしに、ウケのいいメニューを並べるだけでは本質的な議論には繋がらないと感じています。

以下、読売社説からの引用です。

「(自公両党は給付型奨学金の拡充を)2019年10月に予定する消費増税分の使途変更で財源を確保する方針だ。

 その結果、財政健全化が遅れる弊害を忘れてはならない。

 野党も、給付型奨学金の拡充などを公約に盛り込んだが、財源の確保策は、さらに曖昧だ。

 (中略)

 豪州などが採用する「出世払い方式」は参考になろう。国が授業料を肩代わりし、学生が就職後に一定の年収に達した段階で、分割して徴収する。給付型よりも財政支出が抑えられる利点がある。

 国際競争力の低下が懸念される大学教育の改革や、定員割れが深刻な私立大の再編なども併せて論議を深めてもらいたい。」

<社説一覧>
日経:中国のネット安全法に日米連携で対処を/地方の自立促す具体策競え
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:高等教育無償化 奨学金制度の効果的な活用を/新聞週間 虚偽のニュースを見分けたい
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:衆院選と国際情勢 米大統領来日に備えよ 危機下の外交力が問われる
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:視点・総選挙 「○○ノミクス」 核心を突く議論がない=論説委員・福本容子/きょうから新聞週間 フェイクは民主制を壊す
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:衆院選 沖縄の負担 悲鳴と怒り、耳澄ませ/神戸製鋼不正 経営責任が問われる
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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