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20171118社説から見る現代日本

おはようございます。

昨日、国会において安倍総理が所信表明演説を実施しました。時間は昨年の臨時国会の約半分にあたる15分。文字数にして約3,500字というコンパクトなものとなりました。

全紙の社説において、この所信表明演説を取り上げており、政策の「具体性に欠ける」と指摘をしています。

今後予定されている、来週の代表質問、再来週の予算委員会で具体的な政策内容について見極めていきたいと思います。

以下、各紙の抜粋。

日経:「有権者が見ているのは疑惑の詳細もさりながら、政権の立ち振る舞いである。提出法案はわずかなのに、会期を1カ月超にしたのは、丁寧なうえにも丁寧な説明をするためではなかったのか。「野党の質問封じ国会」などと言われては台なしである。」

読売:「安倍首相は、「自民1強」の驕おごりを排し、選挙戦で訴えた「謙虚さ」をきちんと行動に移さねばならない。野党にも譲るべきは譲る姿勢が、大きな成果を生むことにつながるのではないか。」

産経:「「与野党の枠を超えて、建設的な政策論議」を行う対象に、憲法改正も挙げた。だが、9条などの改正項目や実現時期には言及しなかった。自衛隊は命がけで国を守っている。憲法への明記について、首相は正面から訴えるべきだ。」

毎日:「首相は与野党で「共に、描いていこう」と提起したが、それなら「お年寄りも若者も安心できる『全世代型』」といったイメージにとどまらない議論のたたき台が必要だ。」

朝日:「森友・加計問題のみならず、北朝鮮情勢や少子高齢化対策など、与野党が論じ合うべきテーマは数多い。野党は、自民党の質問時間削減要求をはね返すべく結束する必要がある。あわせて各党で質問内容を事前に調整し、似た質問は避けるなど工夫を凝らし、議論を活性化させてほしい。」

<社説一覧>
日経:「結果を出す」を言葉だけに終わらせるな/開かれたアジアへ課題多い
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:所信表明演説 長期展望がないのは物足りぬ/銀行の業務削減 低金利下で生き残る正念場だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:所信表明演説 国難にどう対処するのか/核のごみ説明会 李下に冠をただすなかれ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:安倍首相が所信表明演説 この説明では物足りない/膨らみ続ける所有者不明地 有効活用のための対策を
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:政治家の言論 その荒廃ぶりを憂える/所信表明演説 首相こそ「建設的」に
http://www.asahi.com/news/editorial.html

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