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20180505社説から見る現代日本

本日のオススメは毎日の「中印首脳の接近 信頼醸成は安定に資する」です。

中国は対米貿易紛争や朝鮮半島情勢の急変をにらみ、国境を接している地域大国インドとの関係強化を図ろうとしたようで、中印首脳会談は急遽実現したものです。

安倍総理も中東を歴訪しました。世界情勢は日々動いています。

以下、毎日社説からの引用です。

「中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席とインドのモディ首相が4月下旬、中国湖北省の武漢で2日間の非公式首脳会談を行い、平和的に国境問題の解決を探っていくことなどで合意した。

両国を合わせた総人口は26億人に達する。関係が悪化しては地域全体が不安定化する。信頼醸成につながる首脳の対話を歓迎したい。

(中略)

両首脳は景勝地を通訳だけを伴って散歩するなど計6回も会談した。懸案が解決したわけではないが、お互いの率直な考え方を知るだけでも不信感を減らすことにつながる。

(中略)

発表文にはトランプ米政権を念頭に保護主義への反対と多国間貿易体制の支持も盛り込まれた。

中国がインドの協力を期待する広域経済圏構想「一帯一路」への言及はなかった。中国のインド洋進出やパキスタンとの協力に対する警戒心は解けていないのだろう。

それでもアジアの2大国が「世界情勢は深刻な変化のただ中にある」という認識を共有し、「隣人、友人、パートナー」という位置づけを確認した意義は小さくない。

(中略)

朝鮮半島をめぐっても首脳外交が続く。直接対話で信頼感を高め、交渉の積み上げだけでは解決が難しい相違点の克服を目指せることが首脳対話の利点だ。国際情勢の動きは急だ。対立を乗り越えようと、首脳同士が歩み寄った中印の対応は日本にも参考になるのではないか。」

<社説一覧>
日経:子どもの豊かな成長支える場を増やそう/積み立て投資をもっと身近に
http://www.nikkei.com/news/editorial/

読売:首相中東歴訪 地域の安定は国益に資する/こどもの日 成長をみんなで後押ししたい
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/

産経:こどもの日 見守る大人の目が必要だ/謎のザリガニ 自然界への新たな脅威に
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html

毎日:小中学生の体力づくり 気軽に運動楽しむ習慣を/中印首脳の接近 信頼醸成は安定に資する
https://mainichi.jp/editorial/

朝日:憲法が描く社会 自分のことばで考える
http://www.asahi.com/news/editorial.html

※『社説から見る現代日本』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m70d97edb0376

※『1日1分歴史小話』マガジンhttps://note.mu/1minute_history/m/m7db9a358d26a

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