20170731主要五紙社説一覧
本日主要五紙の社説です。
今年の7月も今日で最後です。各紙バラバラながら重要テーマが並んでいます。
あえての今日のオススメは、読売新聞です。「脱時間給」制度について、あらためてアタマの整理ができます。
ポイントは「①対象職種が限られていること(年収要件もあり)」「②制度適用者への健康管理(長時間労働への歯止め)」そして、「③どうやって個人評価(年収)を下すか」です。
①関連を読売社説から以下のとおり引用
「労働側には、残業代の負担という経営側にとっての歯止めがなくなることで、「際限なく働かされる」との懸念が強い。工場労働や一般事務職に適用されれば、そうした事態も起こり得よう。対象は、個人の職務範囲が明確で、働く時間や仕事の進め方を自分で決められる職種に限定することが重要である。」
②に関連しては、年間取得休日日数の設定などの対策をこれから建設的に行っていく必要があります。
③関連について同じく引用
「短時間で成果を出すより、漫然と長く残業する方が賃金が高くなる現行制度」
但し、どうやって「研究者」などの業績を評価するのか。評価される側に加えて「評価をする側」についても、現行制度よりも高い評価が求められることになると思っています。
また、「核のゴミ」関連について朝日の社説から以下の文章を引用しておきます。
「注文がある。最終処分地を巡って想定されるリスクや不確実性を包み隠さず説明する。そして、経済面の恩恵や地域振興と引き換えに受け入れを迫るような手法をとらないことだ。」
<社説一覧>
日経:受信料より先に議論すべきことがある/地銀再編は顧客視点が肝心
http://www.nikkei.com/news/editorial/
読売:「脱時間給」制度 職種を限定した導入は妥当だ/関西3空港運営 訪日客急増の風に乗りたい
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/
産経:ミサイル繰り返しているのに公金投入 朝鮮学校訴訟 破壊活動防止法の調査対象である朝鮮総連の影響なぜ軽視する/南シナ海に映画館 中国流「拡張術」の象徴だ
http://www.sankei.com/column/newslist/editorial-n1.html
毎日:ニホンウナギの危機 流通経路の透明性確保を/「核のごみ」マップ公表 市民が関心を持つ契機にhttps://mainichi.jp/editorial/
朝日:核のごみ処分 「トイレなき原発」直視を
http://www.asahi.com/news/editorial.html