ほしいもの・したいこと その1
はー寒い。どうして私は一生布団にくるまって過ごすことができないんでしょうね。理由は1つ、布団はいずれ駄目になるからですね。
そんな寒い中、今日も今日とてバスを使わなくてはなりません。便利だね、バス。歩いて50分かかる距離を15分程度だもんね。私はたまにバスを乗り過ごすので、その度に50分歩きのめんどくささを味わいます。
バスの中は暖房が効いていてとても暖かいです。しかしそこで私の心は冷えきります。
どうして席が空いているのに人は立っているんですか?
席が空いていると言ってもいろいろ、だいたいは二人座りに一人が座っている場合か、一人座りが空いている場合かのどっちかです。しかし不思議なことに、空いている部分に荷物を置く人がいたり、空いている席の前に仁王立ちする人がいたりします。北風に耐えてヴァイキングとなりかけた労働者がバスに乗り込んで見るのは、空席に座ることを阻む妨害の数々。いくらバスの中が温まろうとも、もやもやを感じながら立ち続ける限り心は暖まらないでしょう。
一説によると、こういう行動の常習犯は、だいたい毎日同じ位置からバスに乗るので、席に座れないという経験がないのでは、と考えられます。また、単純に自分の隣に知らない人が座ることを嫌がっているのかもしれません。ひどい。
こういうとき、やられたらやり返すの精神では何も解決しません。何しろ相手はいつでも自分より先に席に座るので。そうではなく、バスに乗る人みんなが席に座れるようにバスを改造しましょう。
バスの中って結構広くて、横は5人、縦は14人くらいは軽く収まります。だからといって、この通りに席をみっちみちに並べると移動がままならなくなります。そもそも座るのに他の人を跨がなくではいけませんね。これでは良くないので、ちょっと頭を回しましょう。
スキー場のリフトを思い浮かべて見て下さい(乗ったことない人はググって下さい)。乗り口は後ろから前へと席が動き、そこに腰を下ろすことで乗れますね。降りるときは腰を上げて坂に足を乗せれば自然と滑ります。今回はこいつをバスの中に突っ込みましょう。
バスに乗り込むと、入口には改札と席が待ち受けています。一人目はその席の奥に座り、二人目が手前に座ると席が1つ進み、次の席が来ます。もし一人だけで座ろうとすると席は進まず、乗客から顰蹙を買うことになるので選択肢はありません。席が最前列まで来ると、スキーリフトの降りる部分のごとく180度ターンします。バスから降りるときは、手元のボタンを押せばその席が最前列まで進むので、出口から出ましょう。こうすることで、バス全体を効率的に席で埋め尽くすことができます。
これでバスに乗る人みんなが席に座れますね!学校の授業で乗ったスキーリフトって、それまであまり話したことがない人と近づくチャンスでしたよね。同じように、バスでも会話が弾むこと間違いなし!バスの中が暖かい空気に満ち溢れることでしょう。こんな素晴らしいものは作るしかない!
え?お金?安全?知らねえ!!!!!