挨拶されたので挨拶すると驚かれる話
こんにちは。
「ひびきのシッポ」こと@尾野ひびきです。
みなさんは、「こんにちは」と言われたら
普通は「こんにちは」って返事をしてますよね。
それなのに「こんにちは」って返事をしてびっくりされたことありますか?
私はほぼ毎日あります。
それは、コンビニやスーパーで「こんにちは」と言われた時です。
接客業のあいさつにチョット違和感
何年前からでしょうか?10年くらい前からかな?
コンビニやスーパー、ホテルやレストランの挨拶が変わりました。
以前は、「いらっしゃいませ」オンリーでしたが、徐々に「こんにちは」がプラスされるようになりましたよね。
私はその変換期に結婚式のMCとしてホテルに入ることが多かったので、
言葉が変わっていくのを実感していました。
当時は客と店側の壁を無くして、心理的な距離が近づくように意識的に変えていたように記憶しています。
徐々にコンビニやスーパーでも取り入れられるようになって、今では当たり前になっていますよね。
当時は新鮮に感じていたものの、今では違和感しかありません。
客が入ってくれば、「いらっしゃいませ、こんにちは〜」
商品を見ていると、「いらっしゃいませ、こんにちは〜」
また同じ店員が私の後ろを通ると、「いらっしゃいませ、こんにちは〜」
棚に商品を並べながら背中を向けたままの「こんにちは〜」
レジに並べば目を合わすことなく「こんにちは〜」
店舗内にいる数分の間になんども繰り返される
「ようこそ〜、こんにちは〜」
店の中に私ひとりしかいないときでも、繰り返される「こんにちは〜」
流れ作業として、ただ口から出ているだけの「こんにちは〜」
大抵は「こんにちは」ではなく「こんにちは〜〜」と伸ばして発声されています。対面であいさつする時に語尾は伸ばさないはず。ここで心理的な距離感が生まれています。
なんだか、ここまで書いていると、文字にした「こんにちは〜」を見るのがツラくなってきました。
今は、会話として成立していない「こんにちは」
しかし、変換期当時のホテルでは会話が成立していました。今でも、ホテルでは一対一のコミュニケーションとして成り立っているように思います。
で、私は、このなんともいえないモヤモヤを解消したくなりました。
モヤモヤ解消大作戦
買い物に出かけた時に、必ず聞いてしまうこの「こんにちは〜」のモヤモヤをなくすために、私がはじめた作戦が、
目には目を!
「こんにちは〜」には「こんにちは」を!
というわけで、片っ端から返事をする作戦をスタートさせました!
すると、店員さんが以下のように反応することがわかりましたよ。
【ひとつめの現象・おばちゃん堂々編】
レジのおばちゃんは余裕で笑顔を返してきます。さすがです。
【ふたつめの現象・びっくり編】
若いバイトさん。ビクッとして顔をあげて目を合わす。私がオバちゃんなので気にせずレジを続ける。
【みっつめの現象・更にくり返される編】
歩きながら「いらっしゃいませ、こんにちは〜」と発する店員さんの足が止まる。
「あれ、知り合いかな」と思って振り向く。
私の顔をみて知らない人とわかり、また「こんにちは」と返事をされる。
店員「こんにちは〜」→私「こんにちは」→店員「こんにちは」
と、あいさつが更に一回増える現象。ちなみに、この時の2回目の店員の「こんにちは」から「〜」が消える。
私にとってはゲーム感覚でやっているだけ。どんな反応をするのか、最近は楽しみになってきました。
最初のうちは、相手に聞こえないようにボソッと返事をしていたんだけど、慣れって怖いですね。今では普通の会話のように挨拶を返せるようになりましたよ。
もともと「いらっしゃい」は江戸時代後期の言葉だったとのこと。
言葉はゆれて変化していくので、今後、接客業の挨拶も変わっていくかもしれませんね。
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