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木刀素振り日記40/3月10日
2021年3月10日「羽衣の『おねしょについて』」
◆東京芸術劇場でFUKAIPRODUCE羽衣『おねしょのように』を観。前作『スモールアニマルキッスキッス』を観逃したのは去年の8月。すべてを投げ売ってでも観るべきだったと激しく後悔した。
◆感想をひとことで言うとスーパーフレッシュ。とくに性愛にまつわるシーンが一切なくなっていたので「おっ」と思った。あきらかになにかいままでと異なるアプローチ。ただ、人間の営みをなんとなく遠いところから観ているような印象は変わらない。
◆と思ったら、アフタートークの糸井さんから作品の着想について「モーニングルーティン動画をよく観ていて」という発言があった。ドラマでも非ドラマでもないことを描こうとして、とも。なるほど。
◆フレッシュ感の理由は、性愛うんぬんではなく、純粋に深井さん演じる主人公(Bパターンでは日髙さん)が舞台上に立ち続けるという構成が大きかった。近作の、個々の出演者をパートごとにわけて見せ場を作る手法を採らず、アンサンブルに近い形で出演者を見せていくこと。それによって、とくに岡本さんと新部さんの魅力がぐいぐい前に出てくる印象があった。劇団員のみなさんは、もうひとりひとりが自分なりのFUKAIPRODUCE羽衣を体現していて、どこまでもすばらしい。ああ、Bパートも観たい。
◆木刀素振りせず。
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