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モロッコ/メルズガからケラーア・メグナ プライベートツアー シニアのドキドキ海外旅行
プライベートツアー4日目。
2024年10月2日 今回の旅行30日目です。
プライベートツアーである程度わがままにできますが、さすがに毎日移動すると、疲れが出てきました。
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メルズガ~ケラーア・メグナまで
砂漠の街から高原地帯にあるバラの街ケラーア・メグナに移動します。
疲れが出ていたので、朝はゆっくり出発しました。
シニアは、わがままです。
砂漠から離れ、山間部に入ります。
川の近辺が緑に覆われた、オアシスになっています。
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ただし、川の周りに緑があるだけで、山はごつごつした岩山です。
途中のオアシスの街チンギアは、女性がカラフルな衣装で歩いていました。
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モロッコのツアーで、初めて目にする光景です。
緑豊かな土地で、裕福な生活の方が多いので、衣装を気にする余裕があるのかもしれません。
昼 食
昼食は、ベルベル人の経営するホテルで食べました。
ホテルには直接車では行けず、オリーブなどの果樹園に囲まれていました。
緑に覆われて、別世界のようです。
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デーツを収穫中のようです
階段を下り、小川を渡り、さらに階段をのぼりホテルにつきます。
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とっても静かな環境でプールもあり、泊まりたくなるようなホテルでした。
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昼食場所は、ソファーもテーブルもきれいで、色鮮やかな布が敷いてあります。
誰もお客さんはいないので、貸し切り状態でした。
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カラフルな布で飾られた、ベルベル式の食堂だそうです。
ジャガイモと、串焼き、ミートボールのようなものがメインでした。
静かでハエも少なく、ゆっくりと美味しい料理が食べられました。
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食後は、オリーブの果樹園を散策しました。
静かで素敵な場所です。
オリーブは、いろんな種類があるようでした。
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ホテル周りの果樹園
トドラ渓谷
切り立った岩の渓谷です。
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垂直に切り立った渓谷が続きます。
車の通行や駐車が制限されているので、安心して歩くことができます。
川の水は透明で、水を触りに行きましたが、飲めそうなくらい綺麗でした。
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水の浸食でこのような渓谷ができているそうです。
ロッククライマーをするために、世界各地から人が来る人気の場所です。
ケラーア・メグナ
トドラ渓谷からケラーア・メグナに移動しました。
ケラーア・メグナはバラの街です。
新市街は道も広く、人もたくさん歩いています。
モロッコでは、旧市街と新市街がきっちり分けられています。
どこの街でも、旧市街は昔の雰囲気を残しています。
モロッコ国王の政策だそうです。
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新市街は、大きな商店街も広がっています。
マラケシュの街からこの街に乗り合いタクシーや路線バスなどで、観光客や地元の人が行き来しています。
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毎年5月にはバラ祭りが開かれ、シーズン中は観光客で人気の街だそうです。
宿泊ホテル
旧市街に入ると、急に道が狭くなり、山の中に入っていきます。
ホテルは『Kasbah Agoulzi』です。
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ホテルは、山の中にありました。
ベルベル人のホテルが気に入って、フランス人の女性が購入したものです。
静かで川の近くに立っています。
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家庭的な雰囲気のホテルで、経営者のフランス人女性も住んでいます。
自分の住居兼ホテルです。
土壁の建物に木製の窓枠です。
古い建物ですが、よく手入れをされています。
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ベルベル人を数人雇って、掃除から食事の支度、ホテルの手入れをしています。
日本でいうと、伝統的な古民家を改造したホテルという感じです。
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古いホテルですが口コミが良く、リピーターが絶えないそうです。
お客さんは、世界各国の若者が多いとのこと。
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ウエルカムドリンク
オーナーさんは、ほぼフランス語しかしゃべれません。
英語は片言です。
それでも私たちより上手かもしれません。
オーナーさんが、食事の時間やお茶の時間にお客さんと楽しく会話し、おもてなしをしてくれるので、観光客に人気のホテルになっています。
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周りには、緑がいっぱいで、すぐ近くに川も流れています。
ゆっくりと時間が流れていきます。
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フランス語が得意な人には、このホテルはお勧めです。
静かな環境で、ゆっくりした時間を過ごすことができます。
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上の写真は、ホテルの朝食です。
テラス席で、緑の景色を眺めながら朝食を頂きます。
このホテルで食べたクレープは、絶品でした。
モロッコのチップ事情
少し話が変わりますが、
モロッコはチップが必要な国です。
運転手さんも、フランス占領時代の置き土産と言っておられました。
チップ用の小銭がかなり必要です。
特に20dh札がすぐになくなります。
モロッコのお金は、20dh以上がお札でそれ以下はコインです。
為替レートは 1dh=15.7円、20dh=314円 くらいです。
カフェのウエイター=2 dh程度
公認ガイド=100 dh/日
ホテルスタッフ担当者=50〜100 dh
ドライバー=1⽇あたり150〜200 dh
らくだ引き=30〜40 dh これくらいが相場だそうです。
両替をしても小銭はあまりくれません。
私たちは、ドライバーさんに頼んで、小銭に交換してもらいました。
チップにはいつも悩まされます。
明日は、世界遺産のアイッド・ベン・ハドゥを経由して、マラケシュに向かいます。
プライベートツアーの最終日です。