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スペインから船でモロッコへ 優雅な船旅のはずが・・・  シニアのドキドキ海外旅行

2024年9月27日 モロッコに移動です。
やったー。 船でアフリカへ行くぞー。 ワクワク (^^)/

今回の記事は、妻と二人で書きました。

船のチケットは前日に購入済です。


モロッコへの航路について

船の航路は主に2つあります。

ひとつは、タリファの港からタンジェ(旧港)へ行くルートです。

もう一つは、アルへシラスの港から、タンジェMED港(新港)へ行くルートです。

旧港と新港の位置
赤い線は航路
フェリー乗り場へのゲート

港に行くには、少し手前のゲートを通過します。

自動でゲートが開いて、びっくりです。
ここの手前は公園です。

ゲートを過ぎると広い港の敷地です。
巨大な駐車場もありますし、屋上にはヘリポートもあります。
お金持ちは、ヘリコプターで移動なのか?と思いました。

アルヘシラス港

アルヘシラスの港は、アパートから徒歩で15分ほどです。
建物は綺麗ですし、小さな喫茶店もありました。

この中には、きれいな無料トイレがあります。
ただし、トイレットペーパーはありません。 海外あるあるです。 (>_<)

アパートを出発する前に、ドキドキのトラブルがありました。本題からずれるので、最後に記載します。

船内で大行列

出国審査を済ませて、フェリーに乗ったのは、出発の10分前です。

フェリーに乗ってまずは驚きの光景です。座席はガラガラなのに、多数の人が旅行カバンを持ったまま、通路にならんでいます。ひゃー!

入国審査の行列です。
慌てて列に並びました。

2重3重に並んでいます
どこが最後尾?
入国審査
検査官は2人

船内で、モロッコへの入国審査ができるようになっているのです。
私たちもすぐに並びましたが、50分間立ちっぱなしでした。

船はいつの間にか出港していましたが、ゆったり景色を眺めるような状態ではありません。

こんな状況では、海が荒れた場合に船酔いをする人が続出するのは、当然でしょう。

モロッコ到着の10分前
まだ入国審査の列が続いています

フェリーは1時間ほどでモロッコのタンジェに到着しますが、到着直前まで、入国審査の列が途切れることはありませんでした。

モロッコ行きのフェリー

ゆったり船の旅を期待していたので、完全に裏切られました。

入国審査といっても、パスポートにゴム印を押して、入国番号を書き入れるだけです。

なぜ時間がかかるのか不思議なくらいです。

それでも無事モロッコに到着です。

下船時のパスポートチェック

タンジェからラバトへ

タンジェからは、Airbnbのアパートがあるラバトまで、列車で移動します。
列車も大好きなので、ワクワクします。

いつものように、マップアプリで駅を検索しますが、きちんと出てきません。

タンジェの街
近代的なビルが立ち並びます

駅まではバスがあることになっていますが、バス停はないしバスの時刻も出ません。
それどころか、高速鉄道があるはずなのに、駅や線路さえまともに表示されません。

タクシーの運転手が近寄ってきますが、「ぼったくられる!」と思うと素通りしてしまいました。 (;´д`)トホホ。

モロッコの公用語のフランス語やアラビア語は、もちろん喋れません。
言葉がわからないのもあり、心配で乗ることができません。

本当はタクシーに乗りたかったよー。 

あてにならないマップアプリで、迷いながらも歩くこと1時間
やっと列車の駅にたどり着くことができました。

新しいピカピカの駅

頼りのマップアプリでは、高速列車の情報も表示されません。
最近開通したばかりで、マップの更新ができていないのでしょう。

駅ではなんとか英語が通じるので、無事にラバトまでのチケットを購入できました。

奮発して、ファーストクラスです。
出発時間まで気にする余裕がなく、出発まで30分くらいしかないチケットを買ってしまいました。

綺麗な駅で、飲食店も沢山あったのに、食べる暇もありません。
マックで慌ててテイクアウトしました。

高速列車

ファーストクラスは改札が別になっており、駅のラウンジが利用できます。
ラウンジでは、飲み物や軽食がついています。

せっかくのラウンジでしたが、ゆっくりすることができず、残念だったなー

出発まで時間が迫っており、お水のペットボトルだけもらいました。

ファーストクラスは2階席

出発する少し前までは、列車のホームには出ることができません。

ファーストクラスは、一般客より早くホームに入場できて、ゆっくり列車に乗ることができます。

2階席の様子
2+1の座席配列

写真の真ん中に立っている人は、女性の車掌さんです。
ヒジャブの上に、帽子をかぶっています。

ラバトの駅舎(近代的で広い)

列車を降りてから、またまたタクシーの勧誘がありました。
でも、やっぱり乗りません。(;´д`)トホホ

このあと炎天下の中、荷物をもった年寄り夫婦が、1時間半も歩きました。
もちろん、マップアプリを頼りに。
近代的な路面電車があるのに、電車の表示も読めないし、チケットの買い方も全くわかりません。

勘弁してよー (;'∀') これじゃドキドキよりフラフラです。

フラフラになりながらも、無事Airbnbのアパートに到着です。

初めての国、特にマップアプリが更新されてない国では、常にドキドキの旅行になります。

シムが取り出せない

出発前のトラブルです。

モロッコでは今使っている携帯のシム(ポルトガル、スペイン用)は使えません。
このため、ドコモの契約で、「世界そのままギガ」というものを使う予定にしていました。

シムをドコモのシムに交換しなければいけません。
なんと、シムを取り出すためには、専用の「ピン」が必要でした。

知らなかったー。

シム取り出し用のピン

妻のスマホのシム交換は、いつも携帯屋さんに任せっきりでした。
「ピン」が必要だとは思ってもいません。

「自分のスマホなのに知らんの?」妻に言ってもどうしようもありません。

フェリーに乗る時間が決まっているので、とりあえずモロッコに到着したら、携帯屋さんを探すことにしました。

フェリーを待っている間に、幸運が訪れました。

たまたま、妻が声をかけた外国の人が、ピンを持っていました。
無事にシムを取り換えることができました。

英語がまともにしゃべれない妻の度胸に、感心です。

ちなみにドコモの料金は高いので、「世界そのままギガ」を使ったのは、2日間だけです。

今回の旅行は、スマホに頼りっきりで、スマホに振り回されています。
日本を出発して、24日目。まだ22日旅行が続きます。

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