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リスボンの水道橋を歩く シニアのドキドキ海外旅行
2024年10月13日
リスボンに滞在して、数日たちます。
この時期、リスボンの天候がよくありません。
天気予報で、昼過ぎから天候が悪くなるので、午前中に水道橋に行くことにしました。
予定を決めていないので、天候の具合で行く場所を変更しています。
ポルトガルのリスボンには、巨大な水道橋があるんです。
18世紀につくられ、1968年まで実際に使用されていたそうです。
スペインやイタリアにも水道橋はありますが、下から眺めるだけしかできません。
ここリスボンの水道橋は、水道橋の上を歩くことができます。
下から見るだけでも大迫力ですが、あの高い場所を歩くことができます。
Airbnbのアパートから路線バスで、約30分。水道橋に到着です。
水道橋の下には、鉄道の駅もあります。
ちょっとした公園や駐車場もあります。
小さめのバスセンターもあり、リスボンの街からは便利な場所です。
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左手には、バス停がずらっと並んでいます
実は、数日前にもここを訪れています。
水道橋の上を歩くことができるとの情報で、再度訪れました。
しかし、入口とか料金などの情報はありません。
現地に行けばわかるだろうと、安易に考えていました。
水が流れる部分は、どうなっているのか、とても興味がありました。
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水道橋の下の公園までバスで行き、そこから20分ほど丘の上まで歩きました。
水道橋を歩ける道を見つけましたが、扉が閉まっています。
数人の外国の観光客も、マップアプリを見ながらやってきましたが、扉が閉まっているのであきらめたようです。
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こちらは、扉で閉鎖されています
私たちはあきらめきれないので、地元の人に水道橋を歩けるのか聞いてみました。
地元の人は親切です。
水道橋の上は歩くことができるが、入り口は反対側だと教えてくれました。しかも反対側に行くバスのルートも教えてくれました。
バスに乗り反対側に行くと、水の博物館という名前で入場口があります。
ただし、この入口が大変にわかりにくい。
バス停で降りて、かなり探し回りました。
ここで、入場料を支払って水道橋を歩けるようになっていました。
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こじんまりして、わかりにくい
MUSEU DA AGUAの入場料は、4€/人です。
妻は高所恐怖症なので、入り口の休憩所で待っていました。
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入り口から対岸まで、ゆっくり歩いて片道15分ほどです。
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片道 約1kmです
水道橋は、真ん中を水が流れるようになっており、ドームのような構造物でおおわれています。
両側が通路になっています。
対岸まで歩くと、水が流れる部分の点検入口?から横断できるようになっています。
そこを横断して、反対側の通路を歩いて帰ることになります。
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水道橋の大きさから比べると、水が流れる部分はわずかです。
写真ではわかりにくいですけど、溝の幅も深さも『これだけ?』と感じるくらいです。
橋の長さは約1kmで、地上からの高さは70m近くもあります。
スペインのセゴビアにある水道橋も迫力がありますが、ここの水道橋は迫力だけでなく、上を歩くことができますので、景色も素晴らしいものです。
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セゴビアの水道橋に比べ、高さは倍以上あります。
手すりはあまり高くないし、むき出しの屋外なので、高所恐怖症の妻は歩かなくて正解です。
高所恐怖症でなくても、上からのぞくと足がすくみます。
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ポルトガルの水道橋は、スペインの水道橋に比べ新しいので、あまり観光客はいないようです。
水の博物館となっていますが、ほぼ水道橋の上を歩くのがメインです。
チケット売り場から水道橋までのわずかな距離に、数枚のパネルがあるだけです。
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パネルには、水道橋の歴史や内部構造の説明と写真が掲示されています。
ここの博物館にいるのは、チケット売り場のお兄さんと警備のおじいさんだけです。
昼の休憩時間は二人とも休憩するようで、チケット売り場が閉鎖されます。
見学に来た観光客は、休憩時間帯には入れなくて追い返されていました。
観光客自体が少なく、商売気がないところです。
水道橋がある場所へ行くバスは、地元の人ばかりで観光客はほとんどいませんでした。
グーグルマップ『リスボン 水道橋』で検索できます。
MUSEU DA AGUAの住所
R. Vila Santos 6, 1070-068 Lisboa, ポルトガル です。
高い場所が苦手でなければ、遠くまで景色が見えます。
リスボンもオーバーツーリズムで、有名なところはどこも長蛇の列です。
ここは、あまり有名でないので、穴場かも?と思います。