旅行中のエピソード 口パクの金魚状態ほか2件 シニア夫婦の海外個人旅行
シニア夫婦の個人旅行ですので、旅行中のエピソードには事欠きません。
少し紹介します。
酸欠で口パク金魚の状態になる
2018年3月ペルー
ペルーのチチカカ湖をご存じでしょうか。
アンデス山脈の中にある淡水の湖で、標高が3810mの高さにあります。
標高が高いので、高山病になる観光客がいることは知っていました。
それでも、急に標高が高い場所に行くから、高山病になるんだとタカをくくっていました。
私たちは、チチカカ湖に行く前には、標高3400mのクスコに3泊していました。
クスコは2回目ですが、高山病など全く問題ありませんでした。クスコで体を慣らしておけば、チチカカ湖でも大丈夫だと思っていました。
チチカカ湖の近くのホテルには、クスコから路線バスで向かいました。
バスがアンデス山脈を上り、標高が4000mを超えたくらいから、息苦しさを感じていました。
バスの休憩所では、10mほど歩くだけで息が切れます。
現地の人は慣れているのでしょう、普通に動き回っています。
ホテルについても息苦しさはなくなりません。
夜寝ようとすると、いくら空気を吸い込んでも息苦しくてどうにもなりません。
水槽で酸欠の金魚が、口をパクパクさせながら水面付近を泳いでいる状態です。
頭がぼーっとし、口を大きく開けて意識していないと、呼吸ができないのです。
それでも、うつらうつらしながらなんとか朝を迎えました。
朝になって、すぐにスペイン語で高山病の薬を検索し、近くの薬局に妻が買いに行きました。
妻によると、薬局では英語は全く通用せず、調べていった「高山病の薬」(スペイン語)の文字を見せて購入したようです。
すぐに薬を飲んで、ホテルで横になっていました。
薬が効いたのでしょう、昼過ぎにはかなり楽になりました。
妻は、日本の病院で処方された薬を飲んでいました。
そのためか元気そのもので、町中のツアー会社でツアーの予約をしたり、買い物をしていたようです。
後でわかったことですが、ホテルには酸素吸入器が置いてあり、フロントに言えば対応してくれるとの事でした。
標高の高い場所に行くときは、高山病の薬をお忘れなく。
無賃乗車で捕まる
2015年ドイツ
ヨーロッパの鉄道は、ほとんどが日本のような改札口がありません。
切符を持っていなくても、そのまま列車に乗れてしまいます。
そのため、鉄道の職員が列車内や、列車を降りた場所で切符の有無の検査を時々しています。
ドイツの鉄道に乗っていた時のことです。
私たちは、もちろん切符を購入して列車に乗っていました。町中の切符売り場で、購入していました。2日間乗り降り自由の切符です。
ドイツ鉄道DBの標章を付けた男女2人組の職員が、列車内の乗客に切符の提示を求めて回ってきました。
私たちの番になったので、胸を張って出した切符ですが、捕まってしまいました。
私たちの持っていた2日券は、発行時間から48時間と思っていたのです。
販売窓口のおばさんが、切符の使い方を教えてくれた時に、勝手に解釈していたのでしょう。
切符に印字されている日時部分(付近)を指さして、48時間と言っていたのを聞き間違いしていたようです。
期限が切れる時間まで、まだ数時間あるので全く問題ないと思っていました。
実際は、時間ではなく購入日から2日間ということでした。
片言の英語で一生懸命勘違いだったと説明をしたところ、何とか許してくれました。なお、切符は没収されました。
通常なら大変な額の罰金を科されるようです。
次の駅でおろされ、ドイツ鉄道の職員の監視の下で、自動販売機から切符を購入し、次の列車で無事帰ることができました。
迎えの車が来ない
深夜に、現地に到着する飛行機があります。
私たちはなるべく、遅い時間に到着するような飛行機は選ばないようにしています。
タクシーや公共交通機関が動いていないからです。
ただ、どうしてもそのような便しかない場合もあります。
そんな時は、事前に宿泊するホテルに連絡しておき、迎えの車を手配しておきます。
飛行機の便名や、到着予定時間をあらかじめ連絡しておけば、出口付近で待ってくれています。
タイのプーケットに行った時も、夜中の0時過ぎに到着する飛行機でした。
あらかじめホテルに迎えを手配しておいたので、安心していました。
同じ飛行機に乗っていた人は、次々に迎えの車などに乗っていなくなりましたが、私たちの迎えはいつまで待っても来ません。
電話をしようにも、まだスマホ用のシムを購入していません。
夜中なので、シムを売っているお店は締まっています。
公衆電話を見つけましたが、小銭がないので電話はかけられません。
だんだんと周りの人はいなくなり、ついには私たち二人だけになりました。知らない外国で、心細いことこのうえありません。
そこに救世主が現れました。
たまたま空港の警備員が通りかかったのです。
ホテルに連絡したいから、携帯電話を貸してほしいと頼みました。
タイの言葉はわからないので、片言の英語を使いました。
警備員さんは、英語はあまりわからないようでしたが、とても親切な人で、何も言わずスマホを貸してくれました。
ホテルには何とか連絡がついて、迎えの車に乗ることができました。
ホテル側は、飛行機が遅れていたので、ホテルに戻っていたなどと言っていましたが、忘れていたのでしょう。
スマホを貸してくれた警備員さんには、本当に感謝です。
丁寧にお礼を言って、持っていたドル紙幣を渡しました。
夜中に到着する飛行機は、なるべく利用しないほうがよいでしょう。
その他
下の記事は、前回投稿分です。
前回の投稿分以外にも、下記のようなエピソードもあります。
「乗り継ぎの飛行機に乗り遅れる」「妻の荷物が盗まれる」「メータータクシーなのにぼったくり」「財布をすられる」など多数あります。
またなにかの機会に投稿します。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?