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モロッコ/フェスからエルファード プライベートツアー シニアのドキドキ海外旅行

2024年9月30日 プライベートツアー2日目。
フェスからエルファードまで行きます。

アルジェリアに近づくほど荒涼とした風景、サハラ砂漠の景色が広がります。

2日目
フェスからエルファード

フェスを出発して1時間ほどで、イフランに到着しました。

「イフラン」は、モロッコの避暑地で、別荘が多く建っています。
緑が多く、公園も整備されています。

イフランの公園

ヨーロッパの静かな街の雰囲気で、お金持ちの街です。
道路や歩道も整備されています。

おしゃれなお店が並んでいます。

この街で、ゆっくりお茶をしました。
ここがモロッコということを忘れてしまうような、素敵な街です。

イフランを過ぎると、アフリカという感じになってきます。
乾燥した風景が続きます。

途中ベルベル人の遊牧民と羊が沢山見られました。

放牧中の羊

ここのベルベル人の遊牧民は、今でも税金を払わずに遊牧民として生活をしていると、運転手さんが話してくれました。

モロッコの民族は、アラブ人65% ベルベル人30%だそうです。
アラブ人とベルベル人ではかなり経済格差があるようです。

モロッコの現在の王様は、上手に政策を進め、他のアフリカ諸国に比べ、とても安全とのことです。
「アラブの春」の時も、大きな混乱はなかったようで、安定した民主主義国家が続いています。

ちなみに公用語は、アラビア語、ベルベル語、フランス語です。

王様は、モロッコを植民地にしていたフランスを恨まず、逆にフランスを知るために、フランス語を公用語に含めたそうです。

しばらく走ると、果樹園が沢山ありました。
この辺りはリンゴの栽培をしているようです。

リンゴ畑

モロッコは、野菜や果物など多種多様なものを栽培して、ヨーロッパへ輸出していると運転手さんから聞きました。
モロッコ=砂漠のイメージだったので、果樹園があることがびっくりでした。

「ザイダ」という町で、昼食です。
ベルベル人が多く住んでいます。

サイダの街

途中でお茶をしたイフランの街とは、雰囲気が全然違います。
砂埃が立ち、ザ・アフリカという感じです。

モロッコは安全なので、映画の撮影がよくあり、撮影場所が観光名所になっていました。

炭火焼のお店で、串焼きの昼食を食べました。

串焼き屋さん

今回の旅行で一番おいしかった料理です。
牛肉、羊、鳥の串焼きでした。
お店の前では、三角の容器でふたをした、「タジン鍋」を作っています。

タジン鍋
ふたを開けてもらいました

炭火で焼いているので、日本の焼き鳥のように、煙が店内に充満して食欲が増します。

串焼き


また、タジン鍋でほくほくになったジャガイモも食べました。

お店の前で作っていた「タジン鍋」
お肉の上にジャガイモが乗っています

こちらも、最高においしかったです。

ザイダから車を走らせ、どんどん標高が上がっていきます。
少しづつ、周りの風景が砂漠のような乾燥地帯に変化していきます。

道路よこの岩山

緑は少なくなり、ごつごつした岩ばかりの山間部を走ります。

砂漠の中に、突然オアシスが現れます。
リンゴと大学の街ミデルです。

リンゴのオブジェ

ミデルを過ぎると、また乾燥地帯に代わっていきます。
しばらく走ると、途中巨大なダム湖があらわれました。

大きなダム湖

果樹園があり、別荘地があり、巨大なダム湖まであります。
モロッコのイメージが変わっていきました。
冬にはよく雨も降るそうです。

宿泊はエルファードの街にあるホテルです。
砂漠地帯ですが、プールがあります。

ホテルの中庭

ホテルは、ヤシの木が沢山あり、砂漠の中のホテルという雰囲気です。

中庭のプール

せっかくプールがあるので泳ぎました。水はちょっと冷たかったです。

先に泳いでいた白人の女性から、「すぐに慣れるわよ」と話しかけられました。
しかし、水は汚れていたので、顔をなるべくつけないようにして、泳ぎました。

砂漠の広がる場所で、プールで泳ぐのはすごーく贅沢です。

コテージ風の部屋

ホテルの部屋は、洞窟の中にあるような薄暗い雰囲気でした。
暗いのは私にはちょっと・・・苦手です。 

部屋の様子

今日の移動は、400Kmでした。
フェスから休憩や食事時間を含めて、8時間かかりました。

高速道路ではありませんが、時速100kmほどで走ります。
道路はよく整備されていますし、車も高級車なので乗り心地は問題ありません。
道路は速度制限があり、かなり速度超過の運転で、途中何度か警察に止められました。
運転手さんは、車から降りて免許書と観光ドライバーの書類も見せていました。
あまりたびたび止められるので、心配して運転手さんに大丈夫なのか聞きました。
運転手さんは、観光客を乗せているので、大丈夫と話していました。
しかし後で思い返せば、少額のお金を渡していたのかもしれません。

明日は、エルファードの街を散策して、アルジェリアとの国境近くのメルズガの街まで移動です。


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