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リスボンから鉄道でポルトへ 全席指定席を知らなかった シニア夫婦の海外個人旅行

計画した行程の関係で、9月4日にはポルトに移動です。

時差ボケで、朝4時には目が覚めて寝れなくなりました。昨夜は、夜の11時に寝たので、5時間しか寝ていません。
疲れているはずなのに、目がさえて寝ることができません。

昨日は深夜に到着したので、食料の買い物をしていません。
朝食は、飛行機でもらったパンの食べ残しと、おつまみを食べて済ませました。

ポルトには、地下鉄とポルトガル鉄道を乗り継いで移動です。

地下鉄のルートは、スマホで調べすぐにわかりましたが、切符の買い方がわかりません。

案内所で切符の買い方を尋ねると、専用のカードにお金をチャージして利用する方法と、クレジットカードで改札口の機械にタッチして利用する方法を教えてくれました。

タッチ決済できるクレジットカードの改札口

クレジットカードを使う方法は、改札口で機械にタッチするだけで、入場できます。切符を買う必要はありません。

地下鉄は問題なく乗ることができましたが、鉄道が大変でした。

切符は窓口ですぐに購入できました。窓口のおばちゃんは、発車時間と停車ホームだけを教えてくれました。

切符 兼 領収書

切符は、領収書と一体になったレシートで、指定席の番号が書いてあるとは知りませんでした。

窓口のおばちゃんは、指定席のことなど教えてくれなかったので、席は自由席だと勝手に判断していました。

リスボン駅

列車には、特急や急行、快速、普通などの種類があることも知りませんでした。
ポルトガル鉄道のことはネットでもあまり記事がなく、日本からはネットで切符の購入はできませんでした。
現地で購入するしかないので、ほとんど調べておらず、甘く見ていました。

席は自由席だと勝手に判断して、列車に乗り込みました。

車内は大きな荷物を持った観光客ばかりで、ごった返しています。
荷物置き場は、各車両の前後にありますが、どこもいっぱいでほとんどの人が通路に置いています。

狭い通路は、荷物だらけで移動することもできにくい状態です。
空いている席を確保し、荷物を網棚にあげていると、別の乗客が指定席だから自分のチケットをチェックするようにと言ってきました。

その時初めて、席は指定席だということがわかりました。

荷物を持って、何とか連結部の少し広い場所に落ち着きましたが、私たちの席はどこかわかりません。
切符を見てもポルトガル語で書いてあり、理解できません。

車内に表示してある号車番号もばらばらで、自分たちが何号車にいるのかさえもわかりません。
2等車というのは表示してあり、2等車にいるのは間違いありません。

私が荷物の番をしている間に、妻が車掌を探しに行きました。

私たちの席は、最後尾の1等車にあることがわかりました。
今いる場所は2等車なので、最後尾まで通路の荷物をかき分けていかなければなりません。

前のほうの車両にいたので、最後尾まで行くのに20分くらいかかりました。
2等車の通路は狭いうえに、多数の巨大な荷物が通路を占領しています。
人が通行するだけでも難しい状況でした。

2等車両を通過後は、楽になりました。
1等車は通路は広く、荷物は全く置いてありません。荷物は荷物置き場と網棚にきちんと整理されて置いてあります。

1等車に乗るようなお客さんは、マナーがよいのでしょうか。2等車とは雰囲気が違います。

1等車は1+2配列のシートです。2等車は2+2配列のシートで、通路が狭いうえに荷物がいっぱい置いてあります。

座席は、半分が進行方向で残りは逆方向に設置されています。

中央の座席がお見合い状態の座席です。真ん中に固定のテーブルがありますので、結構広く使えます。

私たちの席はこの中央の席で、しかも進行方向に背中を向ける配置でした。二人並んで座れる席は、ここしか空いていなかったのでしょう。

後から調べたのですが、リスボンからポルトに行く列車は、特急列車と急行列車があるようです。

特急列車
アパートの部屋から撮影

日本からは予約ができなかったので、現地の駅で購入しましたが、特急も急行も全席が指定席です。

1時間に1~2本の列車がありますが、購入できたのは、約1時間後の列車でした。
しかも特急ではなく、急行でした。特急だと2時間30分でポルトに行くことができますが、急行だと3時間30分ほどかかりました。

切符の販売所では、「ポルトまで2人分の切符」と言って購入しました。

1等車とも2等車とも言っていませんが、席がここしか空いていなかったのだと思います。

リスボン駅の切符売り場

販売所のおばちゃんは、指定席のことは当然知っていると思って、教えてくれなかったのでしょう。

切符をよく見ると、〇号車の〇番と書いてあるようですが、ポルトガル語なのでわかりませんでした。

日本では駅の到着ホームに、各号車の停止位置が表示されていますが、そんなものもありません。
それどころか、列車が何両編成かもわかりませんし、ホームのどのあたりに止まるのかもわかりません。

ポルトのガイア駅に到着後、そこからは各駅停車の電車に乗り換えます。ここでの乗り換えも戸惑いました。

各駅停車の列車(Aveiro駅)
アパートの最寄り駅

案内板もなく、時刻表もポルトガル語なのでよくわかりません。駅の人に聞いて、やっと乗り継ぎができました。

余談ですが、ここのガイア駅のトイレは、有料でした。50セント硬貨だけを受け付ける自動錠になっています。

50セント硬貨のみ使用可能

トイレは、列車内で済ませておいたほうが無駄な出費になりません。

ポルトでの宿泊もAirbnbで予約したアパートで、10階建ての最上階です。
ここに1週間滞在します。

長距離鉄道の切符を購入したら、何号車で何等車か何両編成かなどを確認しておくべきだと、反省しました。

ちなみにドイツに行ったときには、切符は日本から購入できましたし、列車の到着ホームの表示もきちんとしていました。

口コミをもっと確認するべきでした。

ポルトガル2日目ですが、最初からひどく疲れる旅行になりました。

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