なんでLeicaで撮るの?
日記なんて今までまともに続いた事などないんだけど、今年は人生のターニングポイントになる年なので年始から書こうと思ったものの、仕事の忙しさと体調を崩してしまった為に今日まで書く事なく過ごしてしまった。
思い返して、年始の出来事を。
年末から年始にかけては短い休みを妻とゆっくり過ごした。元旦が仕事始めで、その後また短い休暇があれど疲れは取れない。
以前からお付き合いがあるお二人との新年会である。
当日は僕が車を出し、ホストであるGさん宅へNさんを道すがら拾って向かった。途中買い出しをして宴をするのにいい時間に到着。
Gさん宅はとある温泉地、ひと晩お世話になる予定で早速お風呂を我々二人は頂いた。内風呂が温泉とはなんという贅沢。
因みに三人三様で写真を撮る。
Nさんは写真学校を出た生粋の写真人で技術と知識量が物凄い、愛機は使い慣れているアサペン。
Gさん、以前は都内でクリエイティブな世界に身を置いていた人なので、センスとなにかそういった事を嗅ぎ分ける力が凄い。愛機はコンタックスのT2、と富士フィルムのコンパクト機のX100だったか。
そして僕、多数のカメラを持ってるけれど現在の愛機はローライ35とLeicaM10Monochrome。ローライ35は見た目にやられて、M10Mはそのソリッドで潔いところと以前からモノクロで撮影する方が好きだったのもあり、発売から数か月後に手に入れた。
ひとしきり食べて呑んで落ち着いたところで、Gさんから僕に問いかけが
「なんでライカで撮るの?ライカで撮る意味って?」
また随分と唐突である。酒が進んでいたせいもあったけど一瞬言葉を考えてしまった。随分いやらしい質問だなぁと思ったけれど、核心を突く質問でもあった。
「なんですかねぇ、雰囲気と写りがいいからかな。」
あぁもうこれ最悪の回答じゃないか?Dマイナーで落第じゃんか。
と、これを書きながらもう一度なぜライカで撮っているのか使っているのか考えてみた。僕が持っているのがM10Mなのでそれを買った動機、理由。
・憧れる機材であったから
・デザイン
・会話のネタになる
・写真しか撮れない
こんなところかな。
その中でも一番の理由は
・写真しか撮れない
書いているなかで再考していく内にこれに尽きると思った。最近の各メーカーは動画機能であったり、ボタンがいっぱい付いていたり、フィルター機能など他沢山のモノが付いていて把握しきれない。購入当初は頑張って取説など読み込んで設定などしてみるものの、結局は面倒くさくなり使う機能を自分である程度絞り込まないと撮影するときに迷子になってしまう。
M10Mは写真しか撮れない、しかもモノクロ写真だけ。
本当に写真を撮るのが好きなので、余計な事を考えずにシャッターを押すことが出来るのは最高なのだ。しかも大好きなモノクロでしか撮影できないのである。僕にとっては至高の存在なのだ。