新年会、翌日、雪の日。
↑の新年会の翌日、Nさんを乗せて帰路についた。
温泉地の狭く、曲がりくねった道を雪が降るなかを進んでゆく。
この日は朝からちらちらと降っていた雪が昼頃から本格的に降り出してきた。
走り出して暫くすると「俺、写真撮って帰るよ。いいところで降ろしてくれないかな。」とNさんが言い出した。天気も段々と悪くなる中で早く帰りましょう、と出るまでは話していたがどうやら気が変わったらしい。
その気持ちわかりますよ、Nさん。
ということで一番近い駅の近くでNさんを降ろした。
Nさんの言葉を聞いた瞬間に僕の気持ちも切り替わっていた。
年末せっかく入れ替えたスタッドレスとこの雪の天気でしか撮影できない写真を求め、もと来た道を引き返した。この先暫らく走ると湖があるはずだ。
湖までに一つ峠を越えなければいけなかったんだけど、その手前で止められた。冬用タイヤやチェーンなどの装備を準備しているかどうかの確認らしい。ほんと、お仕事ご苦労様です。
ここに来るまでに雪は相当な勢いで降り出していて、ワイパーが雪をかかなくなってしまっていた。実は豪雪地帯を走る予定があったので購入してあったスノーブレードを車に積んでいたのだ。タイヤチェックを受けた直後に広い駐車場があったのでそこで停車してスノーブレードと入れ替えた。これがなかったこの後の雪の中で立ち往生してしまったかもしれない。その後は湖をぐるっと回りながら写真を撮り、モノクロームになった山道を慎重に運転しながら自宅に向かった。途中、雪見風呂もおつだと思って温泉に。露天風呂がいい塩梅の温度、雪景色も相まって小一時間ほど浸かっていたらしわしわになった、そんな日。