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ほんのりBLストーリー詰め合わせ

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ほんのり。気軽に読めるBLショートストーリー。BL小説です。
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#BL

【ほんのりBL】通り雨ラプソディ 03 おわり

【ほんのりBL】通り雨ラプソディ 03 おわり

雨の中、ふたりしてずぶ濡れで立ち尽くす。
顔が上げられない。
宏明の顔が見られない。

いきなり傘を壊すなんて、誰が見ても異常行動すぎる。

呆れただろうか。呆れるどころじゃないかもしれない。

――絶対おかしいヤツって思われた変なやつだって思ってる絶対!

「――ぶ……っ!」

「……え?」

微妙な沈黙を先に破ったのは宏明だった。

「ははっ。お前アホすぎだろ。折るとか意味分かんねぇ。はははっ

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【ほんのりBL】通り雨ラプソディ 02

【ほんのりBL】通り雨ラプソディ 02

「まぁ、傘はいいからさ。お前んち着いたらシャワー貸せ」

「――――っ」

心臓が、跳ねた。

何か熱のような息苦しさが込み上げ、数歩前を行く友人の背に、全神経が集中する。

――や、これダメなやつだ。ダメなやつだこの感じ……っ!

友達相手に。
しかも男同士なのに。

でも、雨に打たれて濡れる宏明の肢体から目を離せない自分が
もう自分では制御不能だ。

「――ふんっぬーーーっ!」

俺は、咄嗟に

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【ほんのりBL】となりの席でとなりの家の事務員くん

【ほんのりBL】となりの席でとなりの家の事務員くん

「おい」

「……あ……ん……?」

「おい」

「もぉ……、おき……」

「……おい!」

「痛……っ? な、何っ?」

丸めた書類で、隣りのデスクに沈没した後頭部を叩いたら、思いの外軽快に「ポコッ」と音が鳴った。

ガバッと顔を上げた男は、その口からだらしなくヨダレを垂らしている。

「何、じゃねーよ。古賀てめぇ、いつまで学生気分でいやがる」

俺は、瞼を重そうに持ち上げる総務部の中堅社員、古

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