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神有月

いつの日だろう?君との出逢いは
いつの日だかなんて覚えていないけれど
嬉しかったのは覚えている。

神社で泣いてた君に寄り添ってから
君は毎日私の所へ来てくれたね。

君と一緒に過ごした日々が一番私にとって
幸せな時間だった。
でも毎年10月は君の元から離れないといけない、いつになったら伝えられるだろう
"一緒に居られる事は出来ない"って
いつも言えない、私は君の笑顔が大好きになってたから。

人間なんて皆神頼みで答えも何も見出せない
不都合になれば神に縋り、神を否定する
私はそんな人間の勝手さが嫌い
でも君と出逢ってから私の心がおかしくなった、君も人間の筈なのに、それなのに愛おしくて堪らなくて、守りたくてしょうがなくて
君の笑顔が頭から離れなくって
私は人間を好きになったんだって気づいた。


どれだけ人間を嫌って
どれだけ人間を好いた?

私はどうしても人間を憎めない
私が愛したのも人間だから。


ーendー
「互いの葛藤、交差する想い」

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