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親切な暗殺 (バレエショートショート)

 バレエで暗殺といえばラ・バヤデール。バヤデールは舞姫という意味で古代インドが舞台だ。舞姫のニキヤと恋仲の戦士ソロルが、地位にくらんで藩主の娘ガムザッティと婚約したために悲劇が起きる。

 気が強いガムザッティは大僧正の告げ口でニキヤの存在を知り、婚約式で殺そうと決める。そう、ガムザッティはわざとニキヤを踊らせ、最後に花束に仕込んだ毒蛇に噛ませて死なせた。勝ち誇るガムザッティ。

 暗殺って簡単だわ~でも最後に思いきり踊らせてあげたから親切でしょ?

 驚いたソロルはアヘンを吸い夢の中でニキヤに赦しを乞う。そして結婚式では式場の神殿が崩れて全員死に、ソロルはニキヤに導かれて天国へ……

 ニキヤ
→ → → 最後に笑ったのはアタシ。ソロルはアタシのもの~へへ~んだ

 ガムザッティ 
→ → → ぐぬぬ……

 ソロル&その他大勢
→ → → でも全員死んだから 

藍はこの劇の人間関係がわからなかったが、奨励さんの400字まとめでやっと理解した。

ソロルが一番悪い。



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たらはかにさまの企画に参加中です。
今週のお題は親切な暗殺。


ジゼルも白鳥の湖もそしてこのバヤデールも主人公に絡む男性がヘタレなので悲劇が起こるのだよ……下記動画は時間がたっぷりある人だけご覧ください。最初から最後まで2時間!!! これが無料で閲覧できるのってこの世は素敵だと思うわ。




ありがとうございます。