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殿、利息でござる! 感想・考察(ネタバレ注意)
こんにちは、yukihisaです。
今回は「殿、利息でござる!」の感想と考察です。
ログライン
まず、ログラインを考えてみました。
ログライン
「男たちが伝馬役の苦しみから解放されるために立ち上がり、殿にお金を貸して金利を得るために様々な方法でお金を集める、人情溢れる時代劇。」
この映画のログラインを考えるのはちょっと難しかったです。
物語の重要な部分が「殿を相手に金利を徴収すること」「色んな人たちが色んな方法でお金を集めること」「結局は人情が勝つこと」かなと思い、上記のようなログラインになりました。
起承転結
自分なりに起承転結はこうじゃないかな、というのをまとめてみました。
◆起
主人公がふと思いついた「殿から利息をもらう」という計画に火がつき、行動が始まる
◆承
様々な人に計画が伝わり、殿に貸すためのお金を集める人が増える
◆転1
一番お金を出さなさそうだった家が、実は村を救うためにお金を集めていたことが判明。
お金集めに拍車がかかる。
◆転2
お金を集め切ったと思いきや、さらに多額のお金を要求される。
死に物狂いでお金を集め切る。
◆結
殿から利息を借りることができるようになる。
これは実際に起こっていた出来事だということが判明する。
感想
自分は時代劇はあまり見ないのですが、この映画はコメディチックに始まったためスッと観ることができました。現代の若い人たちでもちゃんと面白く最後まで観ることのできる映画だと思います。
「お金を集める」という行為のために、様々な人の物語が描かれているのが面白かったです。その多くは人情の大切さを訴えるようなもので、これが人情劇なんだなと感じました。
逆に言うと、最後は人情だけで全てが決まってスッと流れた感じがあるので、その最後の部分はもう少し人情を解釈する時間や説明があると、もっと分かりやすかったのかも、と思いました。
映画全体として、「見やすいところから入って、後半で伝えたいテーマ(人情)を伝える」と言う流れは色んな人に見てもらう方法として完璧だったと思います。よくできてるなぁと思いました。