![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27024912/rectangle_large_type_2_db9d5f9b94e8b24abf0b2ae407424c31.jpg?width=1200)
歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.100 高円寺 豆腐地蔵
おはようございます。いよいよ、100回目になりました。
あ~早いものです。結構毎日、描ける自分にびっくりしています。そして、つくづく、生かされていると思います。
これは私の力ではありません。
もう終末医療しかないと医師につげられて、ふと、描いてみたいと思ったお地蔵さんに助けていただきました。そして読者の方々に本当に助けていただきました。
この場をお借りしてお礼を述べさせてください。
「本当にありがとうございます」
そして、
「これからも、よろしくお願い申し上げます」
では、マップから
高円寺に100回を迎える時には伺いたかったんです。と、言いますのは、
第15回で高円寺の松応寺の日限地蔵さんに、「まず100回目標に頑張ります」って宣言していたので、「おかげ様で99回まで来れました」とお礼参りに伺いました。そして、このお寺には秋田県出身の佐藤信淵さんのお墓もあるので、参拝してきました。
「日限さん、ありがとうございます」
「佐藤信淵さん、ありがとうございます」
そして、ちょっと歩くと今回のお地蔵さんがいらっしゃる長龍寺。
早速、お地蔵さんと会話しながら、この旅を振り返ってみたいと思います。
ではお地蔵さ~ん
「は~い」
「お地蔵さん、自己紹介していただけますか?」
「あ、はい。僕は豆腐地蔵っていいます。とっても豆腐が大好きです。顔は長年、みなさんに愛されすぎちゃって、今は崩れ気味ですが、美男子だったと思います。今日はよろしくお願い申し上げます」
「はい。ありがとうございます。お地蔵さん、もろもろ、お地蔵さんとおしゃべりしたくって来ました。あのね。来る途中に裏道通ってきたら、猫しゃんにも久しぶりに会えました。猫しゃ~ん。って追いかけたら、止まってくれて、、、、カメラ目線だったんです~」
「見たいな~」
「はい~」
「はじめは葉っぱの陰から目だけ・・・う、これもかわいい~」
「だねだね」
「それで私が移動して葉っぱかからないように写しても逃げないの。で、しっかりカメラ目線。いいでしょ~」
「う、神対応じゃんけ~」
「そうなの。でね、ずっとバス停に向かう所見てくれてたの。恰好いいよね~」
「いい奴だな~。僕みたい」
「あは~豆腐地蔵さんもいい奴なの?」
「だよ~和尚さんも豆腐好きなんで、変わりにいつも夜明け一番に豆腐買いに行くんだ。朝いちばん早いのは、パン屋のおじさんっていうけど、豆腐屋も早いんだ」
「帽子は飛ばされると、困るから、帽子は脱いで、豆腐屋まで飛ぶんだ」
「わ~気持ち良さそう」
「最高に気持ちいいよ。速度はその時の緊急性で変えるんだ」
「豆腐の場合はどれくらいの速度なの?」
「豆腐の場合は明け方の景色を楽しみたいから、鳥さんと同じくらいの速度なんだ。明け方だから、ほぼ、人には見つからない。けど、時々、日中に緊急で呼び出されるときには球体になって、びゅんびゅんやるから、よくUFOに間違われる」
「そうなんだ~」
「見つかると大変だからさ、神経使うんだ」
「私、あれから、この近所に豆腐屋さんないか、グーグルで検索して行ってみたんだ~」
「で、あったかい?」
「いや~グーグルでは、世田谷の梅が丘近辺の豆腐屋さんをおしえてくれたから、バスで新代田駅まで行って、歩いてみたの」
「結構距離あっただろう」
「でも、歩くと、足が痛くなくなるんだ。で、歩けるの。それから歩くと道の繋がりがわかってくるよね。伊能忠敬さんが日本地図描いた時って、いろいろ計測しながらと思うけど、歩いてつながった時の感動って、レベル違うけど、こんな感じなのかな?って思ったよ~」
「そうか~。いい旅してきているんだね」
「お地蔵さんのお陰様です。で、ね、豆腐を小野田屋豆腐店さんから買ってきたの」
「あ、僕もだいぶ前に行ったことあるよ。店主さん元気だった?」
「きっと奥様と二人でやってらしゃるのかな?仲良い感じで元気でしたよ~」
「でね・・・」
「はい。冷ややっこ。朝から冷ややっこって変かな?お地蔵さんに食べてもらいたくって作ったの~」
「え、いいの?」
「はい。ぜひ~新鮮なところをどうぞ~」
「く~~~うまいじょ~。懐かしい味だじょう~~~。最近はスーパーでも、もちろん買えるけど、やっぱお店から直接に手にする豆腐は新鮮で、深みも違うぜ。う、大豆の甘味が最高だぜ~」
「う、嬉しいな~。大阪のお地蔵さんにたこ焼き食べてもらってから、お地蔵さんに、喜んで食べてもらうシリーズいいな~って今朝閃いたの~」
「あはは。いつでも大歓迎だよ~~。この間の目黒不動さんの時、うなぎ、食べさせてあげたら良かったのに~」
「う~~~ん。ですよね~。けど・・・うなぎの予算がどうしても出なくって…苦笑」
「あはは。AだかBだかCだかわかんないけど、、、、僕は豆腐大好きで、今日は大満足~」
「ありがとう~。あ、それからね、、、私、豆腐屋さんのあと、豪徳寺に行ったのね」
「これ駅前のまねき猫しゃん。可愛いよね~。一回目に行った時には気が付かなかったけど、今回は目に止まったの。不思議だよね~」
「本当だ」
「けど、ね、緊急時代宣言無くなったけど、豪徳寺はまだ閉まってた。普通の人はネットで調べて行くんだろうけど、足がまず歩いて見ろ、って歩いた。そしたら、また、地図がつながっていった。地名と地名が合致してくるんだね~」
「そうか~良かったな~」
「あ、この続きもあるんだけど、、、今日はこの辺でおしまいにするね」
「あ、ちょっと、ちょっと待って~。お地蔵さんネットからプレゼントがあるんです。一言地蔵さんから、絶対に渡すようにって」
「え~何?」
「おほほん」
「表彰状
shibuどの
あなたはある時、自分がお地蔵さんのようにつるっぱげになったことをきっかけに、お地蔵さんの絵を描いて、一緒に語ろうというサイトをnoteに立ち上げ、100回、まずやってみようとはじめ、途中困難な時もあったにもかかわらず、九州や四国や大阪や新潟のお地蔵さんにも声をかけてくれ、眠っているお地蔵さんを起こしてくれてありがとう。
ここに単純に単細胞で、落ち込んだり、泣いたり、笑ったり、忙しいけど、頑張っているshibuに心より感謝申し上げます。
お地蔵さんネットワークるんるん友の会、会員一同」
「うわ~泣けるし~~~」(自分で自分を褒めているワケで、、、笑う~)
「喜んでくれた~?」
「わ~最高だも~~~ん。ありがとう豆腐地蔵さん~」
「いやいや、お礼は俺にではなく、世界のお地蔵さんにだね。それから、FBのお地蔵さん調査隊の皆さんにもだね~」
「はい。本当に本当にありがとう。百回で終わらないから。髪の毛も伸びてきたけど、終わらないから。私、終わらない」
「そうそう、それでいこう」
「はい」
皆さんも、いつも読んでくださり、ありがとうございます。
これからも
「歩き地蔵の面白お江戸地蔵物語」をどうぞ、よろしくお願い申し上げます。