歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.88 木村屋のあんパンに呼ばれた~笑の巻
タイトルの絵のテーマと、文字ベースのテーマが若干違ってますね~。あらら~。いや~どっちも表現したかったのでダブル題字で今日はスタートさせてください。
さて、昨日は、吉方角が南東でした。南東エリアは実はお地蔵さんの宝庫地帯。文京区も、台東区も含まれているし・・・。この間、お化け地蔵さんのいらっしゃる台東区を巡ったら、、5色不動尊さんと江戸6地蔵さんといらっしゃると知り、どちらを参拝すべきか迷っていました。まず、今日は都電に乗って三ノ輪橋まで行き、考えようと思っていたら、秋田在住のFBのお友達の藤田さんから「青物横丁の江戸6地蔵に行ったことありますか?」と都電に乗っている間にコメントをいただいたので、「今から台東区の6地蔵に行こうかと思っています」と、心は決まった次第。藤田さんからのコメントが引き寄せてくれました。
さて、では、マップから、
今回は木村屋あんぱん物語みたいな・・・結局あんパンを求めて、ぐるっと南東エリアを回ってしまいました。
お地蔵さんに到達するまでの道のりは、
都電を降りて、グーグル君の言う通りに歩き、ガード下をくぐる。
斬新なデザインのたばこ屋。今はこの自動販売機がたばこ屋をしているのかな?昔は本当に町の角にはたばこ屋があったな~なんて思う。父にお駄賃もらって、変わりに買いに行かされたこともあったな~なんて思い出す。
ちゅうちゅうたこかいな
って示していたであろう看板。
私の予想はたこ焼き屋さんだったのかな?今はやっていない状態。
道曲がると安い宿がどんどん出てきた。
歩いていて、ここがかの有名な山谷地区と体感した。
しかし、コロナの影響なのか、働く人も、また、一時期は多くいたであろう海外からのバックパッカーも見当たらず、本当に静かな町だった。
そこを通りぬけ、グーグル君の言う通りに進むとお寺さんに出た。
お地蔵さんにはちょっと後で出ていただくとして、一番初めに目に止まったのは、
ちょっと影になってしまってますが人の銅像。きっとご夫婦?なにやら、偉い方々なのかな?と設置されている看板を見るがよく文字が見えない。
はじめの所をよく見て、
お寺をお掃除していらっしゃった、おそらく住職の奥様でしょうか?とても美しい女性に
「あのこの銅像は麺の何かの方なんでしょうか?」とお聞きすると
「いや~あの、あんパンの木村屋さんの創業者ご夫妻の銅像なんですよ。あ麺?漢字でパンって、こう書くのですよ~」
「そうだったんですね。六地蔵さんも、木村屋さんの銅像も立派ですね~」
「あ、いやいや~うちの檀家さんなんです」
「ありがとうございます」
「気をつけてお帰りください」
「はい」
って、、、、
帰りました。。。。。。
「あ、おいお~~~~い。忘れないで~~~僕も~~~お願いします~~~~」
「ん?」
「あ~~~そうそう、大事なお地蔵さんを忘れる所でした。もうこれはあんパン買って帰らねばと、そっちにばかり気持ちがいちゃって・・・すみません」
「あ~よかった 。歩き地蔵のお江戸グルメ物語でおわっちゃう所だったね~」
「あはは。いや~実はね、あのあと、木村屋のあんパンを買いたくって、、、ネットで調べてみたら、銀座の本店はコロナの影響で臨時休業中だたの~」
「そうなんだ~」
「それで、でも、なんだか歩いて浅草まで行ってみると何か糸口があるかも・・・と歩いて」
「うんうん」
「それから、ふっと見たら、バスがこっちに向かって来てたので、急いでバス停にバスよりも早く到着したいと走ったのね~」
「ほほほ~」
「そしたら、東京駅八重洲口行のバスだったの」
「へ~」
「で、これ、私の近影なんちゃって!照れる」
「バスに乗って一安心」
「うんうん。なかなか、いいマスクしているじゃん」
「あ、秋田の高校時代の友人が手作りのマスクを送ってきてくれたのね。浅草って感じするでしょ?笑」
「なかなかいいデザインだね~」
「はい。友達が優しいから、また、張り切れる。本当に有難いです」
「うん」
「でね。町は、浅草とかは本当に人がいなくって、、、、私が住み町、板橋は普段と変わらず人がいる。いや、前より多いのかも」
「これ、浅草駅前?本当に人いないんだね。いかに浅草が観光で成り立っているかわかるね~」
「そうなの。それで、、バスに乗って東京駅に出て、東京駅も人いなかったです。降りた途端に、あ、もしかしたら、大丸百貨店に木村屋のあんパンあるかも~って閃いたのね」
「ふむふむ」
「で、行ったの。営業は一階と地下階のみで・・・一階を回ってみてなくって、下に降りてみたら、すぐ目の前にあったの~」
「お~~~~すぐ目の前に~~」
「そうなの~。それで早速購入」
「自宅に戻ってあんパン食べたら、酒糟の香りが漂って、あ~~これこれ、木村屋のあんパンダ~って思ったの~」
「美味しいよね。僕の所にも相談に何度も来てくれているよ。何代にも渡って、僕の参拝をかかさないでいてくれるんだ」
「すごいね~」
「やっぱり、なんだろう、功徳ってあるよね~。と、僕が言うのもなんだけど、喜んでお参りしてくれると、僕も嬉しいから、お参りしてくれた人に喜んでほしいこと、僕も考えるんだ~。酒糟をパンの元にしたら?って閃きも、ひらめけ~ひらめけ~ってね、やったの~」
「やっぱり~すごいね~」
「ま~ね~。あまり自慢したくないけど、江戸六地蔵のプライドもあるし~えっへん」
「わ~。すごい。じゃ、私の願いもいい?」
「いいよ~。ほぼ、お地蔵さんネットでshibuのお願いは聞いているんだけどね~」
「実は、もっと近い部分で分かりやすい目標ができました」
「何?」
「こんな感じで、5月末までに100話をまず書き上げること!
切りのいいところで100話!そして、また、100話!」
「よし、承ったぞー!」
「ありがとうございますー!六地蔵さん」
「大丈夫だー!るんるんで行こう」
「はいー!」
あんパン買ったあと、三田線に乗ろうと、大手町まで地下街を歩く。店舗が閉まっている写真も撮影するべきだったけれど、人がいないので、歩き安く、ちょっと競歩調子で歩く。汗もじんわりかく。
こんな経験はきっとめったにない?いや、これからずっと?
どう地球は進化していくのだろう。
大手町は何本も地下鉄が通る町なんだ。と再確認。
あんパンは超要で超急な展開で必要になり、密でない都会を歩く。
今日も歩く。
今日は藤田さんが教えてくださった青物横丁の六地蔵さんに伺いたい。できれば、100回までに6地蔵さんを全てご紹介できたらと思いつつ、、、
やれる範囲でいい出会いで書き続けたいと思った今朝だった。
今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
ありがとうございます。