瀬戸内の島にUターンしたきっかけ
おはようございます。
1day1spoonの村上友美です。
前回の続きです。
開業して4年くらい経った頃、対面レッスンに加えて飲食店やブライダルのメニュー監修や料理撮影のスタイリング、地元テレビ局のお料理コーナーに出演したりと色々なお仕事をさせていただくようになっていました。
ですが、世の中の状況が大きく変わり対面レッスンができなくなり、それらの仕事も全て一旦なくなりオンラインに切り替えた頃、のんびりと準備していた「1day1spoon」という発酵ブランドを急にスタートすることになりました。
何もかも初めてでてんやわんやでしたが、優秀なスタッフさんに助けてもらって最初は黒麹甘酒を販売し、加えて発酵調味料も販売を始めて二ヶ月経った頃、これまた大きく状況が変わりました。
愛読していた「暮らしのおへそ」に黒麹甘酒のことを掲載していただくことに。
もちろん影響力が大きいことは知っていましたが、想像を上回る反響でした。
そこから、すごくありがたいことにたくさんのご注文をいただき、黒麹甘酒の生産は追い付かず、定期便はしばらくカートが開けられない状態になりました。
ということで、前置きが長くなりましたが、
移転を決めたきっかけは、オンラインでどこからでもレッスンができるようになったことと、黒麹甘酒を必要としてくださるもっとたくさんの方にお届けできるようになりたいと思ったからです。
麹をつくる時に知識や技術ももちろん必要ですが、その他にも大切なのが、場を整えるということ。
実際に麹をつくるのは微生物なのですが、それを手伝う作り手(私)のメンタルが整っている(真ん中にある)ことも含めての場なので、私にとっての一番落ち着く場所を探そうと思いました。
すぐ見つかるだろうと思っていたのですが、結局2年ほどかかりました。
色んな方に思いを伝えて、情報をいただき、とにかく動きました。
簡単には見つからずメンタルもスケジュールもジェットコースターのよう。
でもこれは経験しなければいけなかった大切な過程で、今となっては本当に良かったと思います。
たくさんの方に応援してもらいました。
本当にありがとうございました。
そして何より、この移転プロジェクトに最初からずっと並走して、無理を聞いてくれた友人でもある設計士さんのおかげで今があります。
散々振り回して、私が最後に見つけたのが、生まれ育った瀬戸内の島にあったものすごい竹藪でした。。
でもそこは百戦錬磨のプロ、
できるよ!と言ってくれました。
しかし、完成から一年半ほど経ってから聞いたのですが、現場のみなさんも初見でドン引きしていたようです。
ごめんなさい、おつかれさまでした、そしてありがとうございました。
私も今思えば、どうして即決できたのか。
どうしても実家の近くで、と探していた訳ではなかったのになんだか導かれるようにです。
土地もタイミングとご縁なんですね。
ということで結果、実家のある伯方島にUターンすることになり、念願だった海を見ながら黒麹甘酒をつくり、オンラインレッスンで発酵の魅力をお伝えすることができています。
想像を超えた快適な暮らしになりました。
次の目標は、ここに発酵や麹の魅力を伝える
「せとうち発酵所」をつくること。
いつも思いついたらとりあえず宣言してみることにしてます!
移住をお考えの方、しまなみはおすすめですよ。
また島暮らしについても書きます。
今日も良い一日を。