【7日目 大学4年間のマーケティング学が10時間でざっと学べる】 そういえば自分経営学部だった
2023年4月18日
大学4年間のマーケティング学が10時間でざっと学べる
阿部誠
マーケティングとは
顧客と企業との関係の中でいかにサービスを売るか売れる仕組みというのが、大まかなマーケティングの定義だと思います。
まずこの本はマーケティングの基本がわかりやすく網羅的に書かれている本だなと思いました。
作者は東大大学院経済学研究科経済学部教授であるため東大のマーケティング学が(10時間でざっと)学べるという本。コスパ良すぎる。
この本を開くと左に説明・右に図解が載っているので見比べてよりマーケティングについて理解していける形になっています。
特に実際に経営関係の職や経営を学んでいる人は復習程度の内容なのでよりマーケティングを自分のものにできると思います。
特に本のサイズが薄さが絶妙に机のブックエンドにフィットする。職場の机の上に置いて仕事の参考に読むのもいいと思います。
この本を読んで欲しい人
正直マーケティング初心者の指南書には向いていないかなという感じでした。
大学4年間を詰め込んだだけあって説明文にも専門用語があり、マーケティング関係の職やマーケティングを学んでいる人には伝わるかもしてないが、初心者は挫折するような内容かなと思いました。
初めての人はもっととっつきやすく体系的な本である程度内容を掴んでから、この本でより深く学ぶといった方法をとった方がより自分のものにできる気がします。
もしくはMBAに興味がある人、学びたいと思っている人は復習程度に読むのをお勧めします。
経営学部2年でここやったなあといった感じだったので、ある程度知識がある人は読めるかもしれません。
このシリーズなら図解の方がわかりやすいかなと思います
マーケティングについて個人的に気になる本はこちら
〜MBAとは〜
MBAとは経営学の大学院修士課程を修了すると授与されるものです。要は経営学修士です。
MBAを取得することにより、経営に関する幅広い知識やスキルの証明になるため会社の信頼的な地位が上がったり年収が上がったりと言われています。また、MBAで得た人脈や学んだことを生かしてキャリアアップなどにも使われています。
感想
経営学部なのでマーケティング必要になったので何となく図書館でかりてみました。
今までマーケティングは卓上の理論だと言われていました。
確かに、マーケティング学に沿って分析してもそれが成功するとは限りません。
ただ筆者は学ばないで分析するよりはある程度知っていてきちんと分析することで成功する確率が上がると言っています。
経営学部に所属している私も卓上の理論でしかないのかなと思っていました。
過去に企業が行ってきた事例をマーケティングという視線から分析するにはいいと思うが、1から市場を分析しマーケティングに落とし込んでくのは成功確率が低い上に、費用や作業と見合わない気がしていました。
マーケティング学を学んだところで、型に当てはめていくというだけでこれ以上研究や発展の見込みは考えられない。実際、地元でテレビ関係の経営をしているかたが「経営学は今までの研究を学ぶだけでこれ以上の発展の見込みはない。今までの経営学やそれら周辺のマーケティング学だけなら本で学べる。」といっていました。
私もそれには賛成でした。
筆者はマーケティングについてかなり研究しており、大学では経済学を担当しそれにたくさんの賞を受賞したという経歴の持ち主でしたが、私はマーケティングのどこを研究しているのだろう、これ以上発展するのかなと思っていました。
この本を読んで気づいたことは、確かにフレームワークという型に当てはめて分析することは可能だし、うまくいくかもしれない。しかし、これからはwebマーケティングなど新しい視点でのマーケティング必要になってきます。
マーケティングは学ぶだけで終わりではなく、それをどう活かすのかが重要でありマーケティング学はあくまでもその参考程度にすぎません。
そこからどんどん必要としている誰かに売り込むための戦略として研究のしがいがあるんだなあと思いました。
なのでマーケティング学は机上の空論かもしれませんが活用方法によってはそうではなくなり、マーケティング学を学んだ上で新たな戦略を考える学んだことをどう使うか考えることで机上の空論にはならず成功することができると思いました。
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