緊急事態宣言後の感染状況をコロナカレンダーで見たら分かってきたこと

東京の緊急事態宣言からまもなく2週間

第3波による緊急事態宣言が1/7に出てからまもなく2週間になります。その後の感染者数の推移はどうなっているのでしょうか。マスコミは煽るばかりで真実をなかなか報道しようとしません。コロナカレンダーを使って実際の数字を見ていきましょう。今回は、緊急事態宣言が出ている東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・京都・兵庫・愛知・岐阜・栃木・福岡の11都府県を見ていきます。

コロナカレンダーとは

コロナの感染者数は、曜日によって多い少ないという傾向があります。日曜日が休診の病院が多いため、月曜日に報告される感染者数が少ないことや、週の後半になると週明けからの体調悪化に耐えられなくなり、病院を受診する人が増え、結果的に報告される感染者も増えるという傾向があるためです。

そのため、感染状況を把握するためには日々の感染者数の増減よりも、前の週と比べてどうなったかを調べる方がよいと言われています。これをビジュアルに表したものがコロナカレンダーです。

表の見方

日々の感染者数をカレンダー形式で並べてあります。前の週に比べて感染者が増加した場合は赤字で、減少した場合は黒字で表記しています。データソースはNHKの新型コロナウイルス特設サイトです。

東京都のコロナカレンダー

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東京は、緊急事態宣言の5日後、1/12から感染者数が減少トレンドにあることが分かります。1/17からまた感染者が増えているのは心配ですが、東京が週次ベースで感染縮小となったのはかなり久しぶりです。とりあえずよかったと言えそうです。

首都圏3県+栃木のコロナカレンダー

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首都圏3県では、緊急事態宣言後も感染拡大が続いていることが分かります。栃木は感染縮小傾向が見られ、埼玉も上げどまりに近くなってきていますが、神奈川と千葉は拡大スピードも速く、危険な状態が続いています。

関西3府県のコロナカレンダー

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大阪府は、緊急事態宣言直前の1/12から感染者数が減少トレンドに入っていることが分かります。一方で京都と兵庫は関東ほどではありませんが、依然感染拡大が止まっていません。

緊急事態宣言で都心部で感染が止まり始めたものの、周辺部にはまだ来ていないのか、それとも都心で飲めない人たちが周辺地域で飲んでいるのか、まだ分かりませんが、緊急事態宣言そのものにはどうやらある程度の効果が認められるようです。

愛知・岐阜のコロナカレンダー

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愛知は1/12から、岐阜は1/11から感染縮小傾向にあるようです。

感染の縮小は、その地域で緊急事態宣言を行うかどうかではなく、東京で緊急事態宣言を行うかどうかが関係しているのかもしれません。一部でも緊急事態宣言になったのだという情報そのものが国民の行動を変容させ、コロナ対策に向かわせた、そして感染者数は徐々に減っていったという仮説が見える気がします。

福岡のコロナカレンダー

スライド11

福岡も増加傾向は変わりませんが、増加率が下がってきており、1/13から感染縮小の日も出てきています。

まとめ

・都心部は緊急事態宣言で感染拡大が止まったが、周辺部ではまだ止まっていない

・緊急事態宣言が出たことで、出ていない地域でも行動変容があったかも

・とはいえまだまだ絶対数が多く、気をぬいてはいけない状態

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