「恋をしちゃいました!」というタイトルの、おいおい!やったぜ!やったなあ!おい!!具合は異常。
「恋をしちゃいました!」である。
全盛期の石川梨花とか全盛期の加護ちゃんとか全盛期の矢口真里とか全盛期の飯田さんとかが歌う、である。
めちゃくちゃ可愛いよな。
衣装、天才だよなあ。
とかなんとか言いつつ、やっぱり歌詞が、恋をしちゃいすぎている。
しちゃいました!だもんな。
しちゃいましたにエクスクラメーションマーク。
じゃあ、もう恋愛の一番楽しい瞬間を切り取るに決まっているのである。
つんく♂って凄いんだよなあ。
なんて、思春期の恋の楽しいところをうまい具合にアイドルソングに落とし込んで放出させるのだろう。
ありゃりゃりゃで初デートなんて時間経過、この曲でしか聞いたことないもんな。なんだよ、ありゃりゃりゃって。34才の男性も使っていいのだろうか。
「まあ、ちょっと予定はわからないんですけど、多分、ありゃりゃりゃでどうにかなると思いますので。」
ぶっ飛ばされるか、無視されるか、だな。
あと、”どうなるんですかー!?!”の後の、念押しの”ですか???”、最高。
で、つんく♂のうまいのが庶民的な視点の差し込み。
ここにラーメンを食べたこと入れるがエグい。
映画はわかる。まあまあ定番だから。
アイドルソングでラーメン食べるってシーンを入れることの絶妙さよ。
そこに緊張で覚えてないというアイドルらしさ全開の歌詞も入れ込む。
これがまた効くよな。
交互浴かな。サウナからの水風呂かな
本歌詞を追いかける、まるかっこの可憐さよ。
繰り返すことで本当の感情であることが表現されるし、アイドルの曲としてキュートさに全振りしていると言える。
そして、歌詞の最後は「君が好き」という大団円。
末長く幸せであってくれと、思わず拍手を送りたくなる特上のアイドルソングだ。
あとは、意外に泣きメロなのもいい。
ああ、34才でも、ありゃりゃりゃで初デート的に心を燃やす出来事などあるだろうか。
きっとないからこそ、『恋をしちゃいました!』のエクスクラメーションマークに心を奪われるのだろうな。