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KinKi Kids『Kissからはじまるミステリー』を聴くと、あの頃の金田一少年の事件簿を思い出す身体になっているんだ、おじさんだからね。

 いやいや、イントロダクション格好良すぎ。


 KinKi Kids、である。
 最高の関西の二人組である。
 幼少期がKinKi Kidsデビューだった当時の私からすれば、それこそKinKi Kidsの楽曲は幼少期を思い出すトリガーだったりする。

 小学校の運動会ではダンスとして踊った『フラワー』


 今でも空で歌える『硝子の少年』


 『愛犬ロシナンテの災難』(見てたなー)の主題歌で神曲の『ボクの背中には羽根がある』

 というか、やっぱり歌唱力がきちんとあるし、パフォーマンスも抜群で凄いよな、KinKi Kids。あと、名曲多すぎ。この他に『愛のかたまり』も『ジェットコースター・ロマンス』もあるとか、嘘だろ…?

 と、元々のポテンシャルに思い出補正もかかり、それはもう、最強って感じのKinKi Kidsなのだか、そんな中でも、この曲を聞けばパンとあの頃へ時間旅行できる一曲がある。

 それが、この『Kissからはじまるミステリー』。


 この『Kissからはじまるミステリー』を聴くと、あの頃の金田一少年の事件簿を思い出す身体になっている。なぜなら平成初期を生き抜いてきたおじさんだからね。
 堂本剛とともさかりえコンビによる”金田一少年の事件簿”の主題歌。金田一少年といえば、この二人。

 ”金田一少年の事件簿”は意外にエグいシーンが多かったり(死体の描写が妙にリアルだったんだよな)、この主題歌がエンディングだったりと、幼心に大人へ背伸びができた作品だったりした。

 あと、サビの部分で「恋はミステリー 誰か僕の」の箇所を「鯉はさ・か・な 卵を・産・む」と替え歌して遊んでたりした。大はしゃぎ、である。

 もう、あの頃のような無邪気さは、おじさんに残っていない。
 

 あと、やっぱり山下達郎って凄いな。

 『Kissからはじまるミステリー』も『硝子の少年』もこの方が作曲。
 切なさも、耳心地の良いメロディも、憂いも、全てが当時のKinKi Kidsにハマっているのがえげつない。
(調べていたら、『ジェットコースター・ロマンス』もらしい。爽やかな方面のKinKi Kidsも網羅していたのか、天才だな)

 イントロも改めて惹きつける導入だし、そこからサビのリフレインが入っていくかと思えば、あの時代では珍しいラップのパートに差し迫る。これ当時聞いてたら結構インパクトあっただろうな、アイドルの楽曲だし。とかなんとか言ってたら、甘い声で歌い上げてきて、サビ級のメロディが2回来る。「恋はミステリー」で一回、「君が欲しい」でもう一回。

 耳に残るべくして残ったメロディという感じ。

 
 山下達郎のカバーも最高だから是非聞いてほしい。
 そして一緒に歌って欲しい。
 「鯉はさ・か・な 卵を・産・む」と。

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