制作エッセイ2024年11月24日(月)「クラッシュ」
昨日の話。
プリンターが壊れた。
仕方がない。もう、8年近くともに過ごしてきた相棒だ。
念の為にインクを補填。
真っ白い印刷紙を吐き出すだけ。
ああ、君とはたくさんの脚本やたくさんの小説を形にしてきたな。
辛い時も苦しい時も、ありがとう、プリンター。
君のおかげで、今は楽しくやってるよ。
午前中に所用を済ませ、今日は昼から『ジュブナイル』をみにいく。
もうかれこれ20年以上前に上演された作品だ。
若き頃の色気が溢れた香取慎吾や、鈴木杏の子供時代を楽しめる。(高橋克己も髪の毛がふさふさである)
この青春群像の何が良いかといえば、本当に子供たちの冒険する様と、その温度感。まさに子供向けの作品といった感じが最高。今、この手の映画はアニメとかに全部市場を取られている気がする。(知らないだけかもしれないが)
何より、映画内で出てくる”テトラ”というロボットが可愛い。ぬいぐるみが欲しいと一緒に見にいった数少ない友達と話した。
あと、映像が全然古くないのもすげえなと思った。最新4Kはすごい。いや、作品がそもそも2000年にやるにしては色々と鮮やかな箇所が多いのかもしれない。
最後は、山下達郎の主題歌で爆泣き。幼い頃も見ていて、その時は感動するくらいだったのに、大人になった今は鼻水が出るくらい泣いた。弱くなったのかもしれない。強くなったのかもしれないし。
映画のあと、コーヒーを飲みながら友達にタイトル案に乗ってもらう。
「クライマッキスっていうタイトル、どう思う?」
爆笑された。
でも逆にクライマッキスはいいのかもしれないと思った。
親友のダサすぎて爆笑を信じていいのかもしれない。
夜は「へるへるへるへ」のことを考える。
京都公演は「オードリー」、大阪公演は「ハマカーン」の漫才のように進めることを計画する。
筋は同じだが、全く大阪と京都で色の異なる作品になりそうだ。
楽しみである。
「へるへるへるへ」のフライヤーを担当してくださった「のりこ」さんから(こちらの不手際で修正してもらった)フライヤー画像が届く。
これから約1ヶ月。
宣伝も稽古も頑張ろう。
まずは、完本だ。
と思ったら、テレビのリモコンも壊れる。
おいおいおいおい。