TENDOUJIが骨太なのに爽やかで格好良い。
絶対に同じクラスだったら友達になるタイプじゃないのに。
TENDOUJIがめちゃくちゃ格好良くて、曲も惹かれちゃうんだよな。
見た目も良い意味で骨太って感じ。
細くて長くてマッシュルルームカットで自意識を歌うバンドとは対極。
なのに!
全編英語詞!
そして、耳心地の良すぎるキャッチーなメロディ。
好きなんだよなあ、楽しい音楽やりたいからやってるっていう雰囲気が漏れ出ている人たち。
TENDOUJIがまさにそれ。
で、何より良いのが、楽曲の多くが本当に爽やかなこと。
こんなふざけた倒したMVなのに曲はキャッチーでポップなんだよな。それでいてパンク。
10代で巡り合っていたら、間違いなくハマっていたことと思う。
この英語詩は往年のHi-STANDARDや初期のGOING STEADYやdustboxを彷彿とさせる。
願わくば、もっと知られてほしい。
重さと軽さが程良ければ良いほど音楽はいいと思うのだが、キャッチーなメロディの軽さとバンド力の重さがTENDOUJIにはある。
良い意味で、楽しいことをするという延長で良曲を出し続けるTENDOUJIをこれからもずっと聴いていきたいと思う。
(個人的にはこの曲が一番。歌詞が伝えていることは結構えげつないのに、爽やかな様が素晴らしい。東京という現実の地獄。クソでどうしようもない低位の世界。けれど、そんな世界でも誰かを信じる気持ち、愛する想いを持つことが世界を動かすかもしれない。ラスト前の切なさ残るメロディは、どうしようもない世の中で骨太で爽やかパンクロックを奏でる彼らの矜持を感じるというか。曲だけを聴いている印象とMVで聴く印象がここまで違う曲もないのではないか。)