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カルカッシ: 25の練習曲 Op. 60 第4番 和声分析
M. Carcassi: 25 Etudes Op. 60 No. 4 概要
ニ長調。全音の楽譜ではA - B - Cの三部形式となっているが、A - B - A'と捉えることも出来るかもしれない。
内容としてはアルペジオと下降のリガード(スラー)の練習といったところか。
リガードの最初の音は非和声音となるので、そのへんも意識してみても良いかもしれない。
和声分析
A
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ニ長調の属和音で終わると考えても良いかもしれないが、その場合6小節目2拍目がVIの第一展開形になってしまうので、4小節目からイ長調に読み替えた。
ただ、この部分は繰り返されるので、最後の和音はニ長調の属和音にまた読み替えることとなる。
B
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Aを繰り返した後は、最後の和音をニ長調で読み替えず、そのままイ長調の主和音から。次にイ短調の主和音を借りてきたらすぐにホ短調の下属和音と読み替えて転調。
その後は20小節でホ短調の主和音となるが、それをニ長調のIIと読み替えてSD - D - Tの進行となる。
C
![](https://assets.st-note.com/img/1716296707898-9bkakCKtqq.png?width=1200)
ここから楽譜の解説通りにCパートとしたが、Aパートを踏襲したものとなっている。
25小節と27小節はAと同じ、26小節と28小節はAパートの同じ部分の和音をより広げたものと考えられる。
後半はイ長調に転調しないため和音は変わってくるが、使っている音、あるいは音型はやはりAパートを踏襲したものとなっている。